ＮＨＫＥテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤをスッキリと晴らすヒントをもらう番組です。2024年9月後半の相談者は、エムさんです。
愛のモヤモヤ相談室9月 後編【どうすれば人を愛せる？】エムさん
仲良かった父親が自殺。もともと不仲な両親を見て育ったことで、結婚には苦手意識を抱いていたというエムさん。
しかし、父の死を受け、自分はきちんと結婚をしないとならないのではないかと思うようになったといいます。とはいうものの、人を愛することができる気もせず、モヤモヤしています。
愛のモヤモヤ相談室9月 後編 感想
どうしたら人を愛せるようになるんでしょうか？うーん…、難しいですね。
私は、大人になっても自分が愛されることばっかり考えてましたよ。どうすれば他者から愛されるんだろう？って、ほんとにそればっかり考えてました。
ふと…、ん？ところで私自身は、自分のことを愛せているんだろうか？って考えたときに、あれ？そもそも自分を愛するってどういうこと…？という疑問が湧いてきまして…正直そこからわからなかったです。（20代の子育て中の頃です。）
私が自分の愛し方がわからなかったのは、愛されて育ってないという証拠であったわけなんですけども…。自分ではあんまり自覚がなかったですね。
そもそも愛されて育った人は、自分が自分を好きで愛しているなんてことは当たり前みたいで、自分をどうしたら愛せるかなんて考えもしないみたいですヨ💦
それを知った時はホントに驚きましたけども。
世の中には、元々自分を愛せる人とそうじゃない人がいて、なんかずるいじゃないかー！みたいな気持ちになるときがあります、私。今でもですよ！笑
確かに、一番近くで育ててくれた母親に似てしまうことは、どうしたってありますよね。好むと好まざるに関わらず影響はされちゃいますよね。
身内の自死も、辛く苦しいですね。残された者は、ほんとに生きることを全否定されたみたいで、自分の人生を立て直すのに、それこそ七転八倒する思いですよね。
そんな中、優しかったお父さんがなし得なかったような夫婦の生活をエムさんがしなくてはならないのではと思われたのですね。
エムさんがこれから結婚して仲のいい夫婦生活を送ることができたら、お父さんはきっと喜んでくれるでしょうね。優しさっていうのはカッコいいことだったのか～！美輪さんの、またまた名言が飛び出しましたね♬
私はバツイチなので、仲のいい夫婦のアドバイスはできませんけども、経験上、自分の愛し方のアドバイスはできるかもしれないなーと思いました。
子育て中（20代の頃）、子どもの愛し方がわからなかった私は、そもそも私が私を愛してないじゃん！ということに気づいたんです。
で、私が私を愛するとは？どーゆーことなんだ？？ってそれは、自分の気持ちをそのまま受け取るということだったんじゃないかなと思います。
嬉しい時は、嬉しいね、腹が立ったときは、腹が立つね。悲しいときは悲しいね。楽しい時は楽しいね。ガッカリしたときはガッカリだね、寂しいときは寂しいね、…というような感じでしょうか。
元々自分を愛せる人、親に愛されて育った人というのは、嬉しいときも、悲しいときも親に気持ちを汲んでもらって、育ったんじゃないのかなーと感じます。そして、大好きだよ、愛おしいよっていう思いも存分にもらっているんでしょうね。うっ羨ましい～！！
前回の放送回、8月の愛のモヤモヤ相談室のエンディング ～明日を生きるあなたへ ～ の言葉は、〝自分を育てる親は自分 育てられる子もまた自分〟でしたね。愛のモヤモヤ相談室8月 後編【正しさを超えて〝愛〟に生きよ】
私それを聞いて、えー💦 めっちゃ沁みるんですけど～❗ 美輪さんーーっっ❗❗って、叫んでしまいましたよ❗
そうだとしたら、子（自分）育ては一生涯続くんでしょうかね…❓💦 いくつになっても親の自分と子の自分。どちらも大切な自分自身ってことですね❗🎵✨
今回美輪さんは、全女性に向けて、エールを送ってくれてます❗❗✨
愛のモヤモヤ相談室9月 後編 内容 全文
（エムさん）私の両親は、幼い頃からすごく仲が悪くて、それを見て育ってきたので、私はもう結婚ですとか、誰かの人生に責任を持って共に暮らすみたいなことに、けっこう苦手意識を抱いておりました。ただ年をとっていろいろな経験をして行く中で、まあ私ももしかしたら誰かを愛したり結婚するっていうことが、あるかもしれない。したいかもしれない、という風に揺れるようになりました。昨年父を亡くしまして、父は自ら命を絶ちました。何か私が結婚をしたいですとか、普通の恋愛みたいなものをして、父の代わりにそういう人生を歩むっていうことにも出来るのかな、したいかもしれないなというふうに思っています。ただ、どうすれば人を愛せるのか？美輪さんの言葉を頂戴できればと思います。お願いします。
（美輪さん）高瀬さん、
（高瀬アナ）はい。
～不仲だった両親の元で育ち、結婚への苦手意識を抱えていたエムさん。父を亡くした今、結婚への気持ちに変化が訪れたものの、人を愛することができる気もせず、モヤモヤしています。～
（エムさん）うーん…、なんかそうですね。父がやっぱりなし得なかったような夫婦生活っていうのを、私はしなければいけないんじゃないかっていうふうに思ってしまっていて、でもこんなんだしなっていうふうに…
（高瀬アナ）じゃあその義務感とかなんか責任感みたいなことから結婚しなきゃいけないんじゃないかと…？
（エムさん）そうですね…。
（美輪さん）で？今まで好きだった方とか、どなたかいらっしゃらないの？
（エムさん）そうですね。いるにはいて。
（美輪さん）何人ぐらい？ 3、4人？
（エムさん）2人か3人かっていう。
（美輪さん）ええ。で、どこが嫌だったの？飽きた…ただ飽きただけ？
（エムさん）そうですね…、飽きたとも言えますし、結局、自分本位になってしまって…。
（美輪さん）どういう風に？どういう時に？
（エムさん）うーん、例えばなんだろうな？
（高瀬アナ）なんか付き合ってた方から言われた言葉とかで、印象的なものありますか？
（エムさん）「君は僕のことをペットとしか思ってないでしょ。」っていうことを言われたことがあって、それはまさに自分が自分勝手に相手のことを従わせたいっていうふうなところが彼には見えていたんだと思います。
（美輪さん）一流の女がね、そんなこと思いませんよ。慈悲。「慈悲」っていう言葉あるでしょ？慈しみ哀しみ。人のためにね、子どものために、自分の夫のために、涙や血を流す
（エムさん）うーん…。
（美輪さん）どう思いますか？
（エムさん）うーん…、その慈悲を、他者に対して与えることで、いいことがあるっていうふうに、言葉で分かってはいるんですけど。その…私の母もけっこう似てしまうんですけど、どうしても親子なので。結構自分勝手なところがあって、そうはならないようにしようっていう風に、これまで考えてやってきたんですけど、実際…
（美輪さん）なぜお父さんが自殺なさったの？
（エムさん）うーん…、いろいろな理由があるとは思うんですけど、経済的な話もありましたし、あとアルコール中毒気味だったので、結局酔っ払ってそのまま勢いで、あの自ら命を絶ったようなんですが、まあそれに加えてやっぱり夫婦関係っていうのがよくなくて、最後の夜も母がかなり追い詰めたたようで
（美輪さん）そのお母さんの追い詰めるお母さんのね、資質の方をあなたは受け継いだわけね？
（エムさん）受け継ぎたくなかったんですけど、ただ、その昨年、その父がそういうことになったっていうことで、これはかなりまずい癖なんだろうなっていうのを理解して…
～大切だった父が迎えた最期を思うと、自分を変えなければいけないと感じているエムさん。しかし、恋愛はうまくいかず、母と似た性格をどうすれば変えられるのか、分からなくなってしまいました。～
（美輪さん）思いやりがあるとか、微笑みとか温かいとかね、それに近いような人って、周りにいなかったんですか？お友達でも誰でも。
（エムさん）うーん…、おそらくそれで言うと、父は優しい人だったので。
（美輪さん）だから相当傷ついたのね、お父さんは。
（エムさん）そうですね。うーん…、なんかそうですね。父とはすごく仲が良かったんですけど、母に対して苦手意識がずっとあって、まあ引っ越す必要もなかったんですけど、大学4年生ぐらいの時に、もうこれ以上この家にいたら、毎日のように喧嘩をしていたので、ダメだって思って私が出て行ったんですね。なんかどこかで夫婦は夫婦なんだから、父に対して、「あなたがお母さんのことを責任もってね」っていう風な理由をつけて、押し付けたような形で出て行ってしまったので
（美輪さん）奥行きが深いのよ。この世の中は。
（エムさん）慈悲の心を持つには、どうすればいいんでしょうか？
（美輪さん）相手のね、立場とか育ちとか行いとか、いろんな観察して。なるほど、こういう家庭で育って、こういう苦労をして、こういうふうにコンプレックスを持った。じゃあね、それをね、とにかく愛情でもって、そぅっと包んであげて、癒してあげよう。優しさっていうのはカッコいいことなのよ。
（エムさん）優しさがカッコいいものだっていう考えが実はなかったので、すごく腑には落ちました。
（美輪さん）そうなれば、万事解決するのよね。
（エムさん）うーん…、カッコいい女性になりたいなと思います。
（美輪さん）（パチパチパチパチ👏）よかった。
✨～ 優しさってカッコいいことなのよ ～✨✨
（高瀬アナ）今年の夏は、ほんとにまたキツイ夏でしたねぇ。
（美輪さん）異常ですよね。私、なんとなく生きてきてね、90年近くになりますけど、
（高瀬アナ）はい。
（美輪さん）こんな夏初めてですよ。もう裸で歩きたいぐらいだってみんな言ってますよ。
（高瀬アナ）美輪さんってこう汗をかくイメージがないですけども、汗かいたりするんですか。
（美輪さん）あぁよっぽど水気が少ないんでしょうね。
（高瀬アナ）wそういうことじゃなくて…
（美輪さん）あなたはみずみずしくていらっしゃるから。
（高瀬アナ）ありがとうございます。ほんとに💦
🌹 あしたを生きるあなたへ 🌹
～ わたくしは弱い女は見たことがありません
ですから、あなたは大丈夫です ～
美輪 明宏
まとめ
愛のモヤモヤ相談室9月 後編 【どうすれば人を愛せる？】仲良かった父親が自殺。元々不仲な両親を見て育ったことで、結婚には苦手意識を抱いていたエムさん。父の死を受け結婚への気持ちに変化が…。
愛のモヤモヤ相談室9月 後編 感想 私なんて大人になっても自分が愛されることばっかり考えてましたよ～💦優しさっていうのはカッコいいことだったんだ。またまた美輪さんの名言が飛び出しました♬
愛のモヤモヤ相談室9月 後編 内容 全文
愛のモヤモヤ相談室9月 前編【人間って何のために生まれてきた？】
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