愛のモヤモヤ相談室7月 後編 【兄弟姉妹は他人の始まり】

NHKEテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤをスッキリと晴らすヒントをもらう番組です。2024年7月後半の相談者は、エイトさん(30代・女性)です。



愛のモヤモヤ相談室7月 後編 【兄弟姉妹は他人の始まり】

エイトさんは、祖父母の介護をしながら、両親と実家で生活している30代の女性です。姉は10年前に外国人と結婚し海外で暮らしていて、数えるほどしか帰って来ていないのだそうです。

昔から、自分の思うように家族を動かしてきたという祖母は、姉の国際結婚にも理解を示さず、姉とは折り合いが悪いのだそう。

祖母は、嫁であるエイトさんのお母さんとも仲が悪いのだとか。

中学でのいじめが原因で不登校になったというエイトさんは、卒業してからは進学せず、次第に生活の中心は介護になっていったといいます。

このような生活が10年続き、なぜ自分ばかり貧乏くじを引かされるのか?

自由に生きている姉に対してモヤモヤしています。



愛のモヤモヤ相談室7月 後編 感想

うーん、中学でのいじめが原因でだんだんと家での生活の中心が介護になり、10年が経ってしまったとは、なんとも胸が痛みますね。

家庭を持って幸せに暮らしているお姉さんと、ひとりで介護をしている自分を比べて、自分は貧乏くじを引かされているというような気持ちになるのですね。

自宅で10年を超える介護をされてきたのですから、心身共に疲れてしまうのも無理のないことだと思いました。

一方で、お姉さんのように自由に生きようと思えば、今のコンフォートゾーンを出なくてはなりませんね。それはそれでものすごく勇気が要りますもんね。

自分を取り戻したい、お姉さんのように自由に生きたい、でも目の前の家族は大事だし、捨てられないし…、という不安なお気持ちよくわかります。

10年も自分のことは後回しにして、ご家族に尽くされてきたのですもの、簡単には変えられませんよね。

美輪さんに、「もういないの。おばあちゃんもお姉ちゃんも。家族にね、振り回されないこと。あなたはあなたの人生を生きて行くこと。自分を取り戻すの。」と言われ、

エイトさんは「うん…、うん…、なるほど…」と答えられていましたね。

私は、初めてエイトさんが〝だれかのため〟でなく、〝自分のために〟必死に生きようとされているように見えました。

エイトさんは、「そうですね…、どこまでできるかわからないですけど、頑張って一個でも何かしていければなって思いました。」とおっしゃっていましたが、既に大きな一個を成し遂げられていますよ❗❗と、お伝えしたい気持ちになりました💦

美輪さんから、「とにかく〝男探し〟がまず最初。」と、ハッパをかけられていましたね。素敵なパートナーと巡り逢えるといいですね✨❗❗

自由に生きて、自分を取り戻す。それにはまず〝男さがし〟から❗❗ 今回も、美輪さんのアドバイスが冴え渡っていました✨✨❗❗



愛のモヤモヤ相談室7月 後編 内容

(高瀬アナ)それでは、続いてのモヤモヤに参ります。エイトさんです。よろしくお願いいたします。どんなモヤモヤでしょうか?

(エイトさん)私は実家に住んでまして。美輪さんと同じ世代の父方の祖母を介助っていうか、手伝いしてるんです

(美輪さん)おばあちゃんね。

(エイトさん)はい、おばあちゃん。母は嫁になるので、嫁は嫌いという感じで、私以外の世話はちょっと受けないというこという…

(美輪さん)おやまぁ。

(エイトさん)はい、母の方のおじいちゃんは、違うところに住んでまして、で、そちらもあのたまに介護みたいなことしてるんですけども。ちょっと暴力的な、あの怒った時にこうぶってきたりとか、ひどい、けなす言葉とか。

(美輪さん)あなたに?

(エイトさん)私とか、あと母とか

(美輪さん)はい。

(エイトさん)それで、私のまあ十年ぐらいやってるので、疲れちゃう時がありまして、そういうときに、姉が国際結婚しまして、今、子供も産んでいるのでね、あの私はひとりで辛い介護みたいなのしてて、姉だけ自分の家庭を持って幸せに暮らしちゃってるって思っちゃうことが多くて、それでちょっとここに応募させていただいたんですけども。

~祖父母を介護しながら、両親と実家で生活しているエイトさん。十年前に結婚した姉は海外で暮らしていて、数えるほどしか帰ってきていません。自由に生きている姉に対してモヤモヤしています。~

(エイトさん)なんか、姉だけ家族というか幸せがあって私だけないんじゃないかっていうのがちょっとこのまんまね、あの一生…

(美輪さん)貧乏くじ引いてってこと?

(エイトさん)そういう感じもあったりとか、あと、例えば祖母が私に頼んでしたこと、今はほぼ全てやっていることが多いので。なんていうんですかね…

(美輪さん)立派じゃないの。

(エイトさん)ちょっと疲れちゃう時は、姉は家にいないので、とか思ってしまったり…去年ちょっと帰ってきたんですけども、やっぱ「泊まるのは嫌」とかやっぱちょっとそういうのがありまして、それでやっぱ姉にもなんていうか、ほんとはね、姉がそんな海外に…

(美輪さん)それはあなたの願いだけね。お姉さんがだいたいね、外国の人とね、恋愛して、もう十年も連れ添ってるわけでしょ。全然別な人が、別の家庭を持ってるんですよ。それをなんとかしようとし、余計なお世話。

(エイトさん)ただやっぱ…もう一個ありまして。姉が「祖母がいなくなったら帰ってくるかも」って言ったこともあったんですよ。祖母は、そんな姉もちょっと趣味が合わないというか。

~昔から実家の生活に口を出してきた祖母は、自分の思うように家族を動かしてきました。姉の国際結婚にも理解を示さず、姉とは折り合いが悪いままです。~

(エイトさん)その…板挟み状態と言いますか、バランスをとるのが…本当私がね、姉と祖母をなんていうの 仲良しには出来ないかも知れないんですけど…

(美輪さん)無理よ。おばあちゃんはその外国の人は嫌いなんでしょ?お姉さんの旦那さん。

(エイトさん)そうなんです。

(美輪さん)だから一番ね、ガンになってるのは、おばあちゃんよね? おばあちゃんがね、全部の騒ぎの元。

(エイトさん)うーん。ただなんていうか、なんか、たぶんていうか家族がバラバラといいますか…

(美輪さん)だから古い家族制度みたいのにね、あなたがしがみついてるのね。今どき珍しいですよ、そういうの。

(エイトさん)はい…。

(美輪さん)変なね、家族制度の意識は捨てた方がいいですよ。

(エイトさん)はい、そうなのかなってちょっと私も思ったんですけど…

(美輪さん)古いの。

(エイトさん)はい、…ただやっぱまぁその…目の前の家族のなんで……なんか 捨てられないって言うか…わからない…なんか、すみません(泣)

 

(美輪さん)それで?おばあちゃんのこと、お母さんと話したことある?

(エイトさん)そうですね…

(美輪さん)お母さんなんておっしゃってた?

(エイトさん)やっぱ自分の母は「自分の趣味とか持っていいんだよ。」とか、(私は)体が弱いので、働くのは無理かもしれないけど、そうなんか「自分のことをやっていいんだよ。」って言ってくれるんですけども…。

(美輪さん)じゃあ、そうなさればいいんじゃない?

(エイトさん)それがちょっと難しいなあと思っちゃって…。あの小学校とか中学校でもちょっといじめにあってしまって、ちょっと一緒のクラスにちょっと障害がある方とかいたので。そういうこう補助みたいなことしてた時に、同級生が私が先生みたいにちょっと偉そうに、みんなより上になってるとかなんとか、ちょっと私にとっては理不尽なことでいじめられてしまったことがありまして…

~いじめが原因で不登校になったエイトさん。中学校を卒業してからは進学せず、次第に生活の中心は介護になっていきました。今まで一度も仕事をしたこともなく、家族のために自分の時間を費やしています。~

(エイトさん)今、なんていいますかね…そう、家族にしがみついちゃってるってか、もしかしたら私が何て言うんだろう祖母の方に?しがみついているというか、そういうふうになっちゃったのかなとちょっと今いいますか…

(美輪さん)だからちょうどいい機会だから、もっと理性的になって。そう感情的になって、その内にいると、どんどんどんどん自分を追い込んでいっちゃうでしょ? ね? もう、おばあちゃん孝行はやるだけやったんだから、方向転換しましょ?

(エイトさん)はい、うーん。なんかまだちょっとやり方がちょっとわからなくって…。その…あの変な話なんですけど、祖父母とかあの両親もそうなんですけど、だんだんみんな年になっているので、ポンって、その…ひとりなのかなって思っちゃうことがあって、まぁ私もちょっとね、恋愛というか、しようとしたこともあったんですけども、何ていうか?やっぱ祖母のことが中心になっちゃってて…。

(美輪さん)じゃあ、恋人作ることから始めなさいよ。

(エイトさん)うーん、そうですねぇ…

(美輪さん)自分の人生よ。

(エイトさん)はい。

(美輪さん)お姉ちゃんやおばあちゃんや、関係ないわよ、もう。あなたはあなた。独立国家なんだから。

(エイトさん)本当に。

(美輪さん)もういないの。おばあちゃんもお姉ちゃんも。家族にね、振り回されないこと。あなたはあなたの人生を生きて行くこと。自分を取り戻すの。

(エイトさん)うん…うん…なるほど…

(美輪さん)そうするとね、めちゃくちゃ楽になるから。

(エイトさん)うん、うん…なるほど…確かにそこは、やっぱね、自分…、うーん…やっぱ何してたんだろうと思うことがあったりしたんで…

(美輪さん)今まではね、雑草だらけの土地のところうろうろしてたのよ。道をつけて、家を建てて、どんな家にするか。人生ってのはね、そうやって作っていくの。

(エイトさん)うん…うん、…そう…うん。

(美輪さん)わかった?

(エイトさん)…少しずつ?ちょっと…なんか距離とるというか、頑張って…なんか少しでも自分っていうのかな 取り戻せるかなって頑張ろうって思います。なんか…、うーん、ちょっと今まではあんまり思いっきり、こう私のことをちょっと出せなかったので、今回こうやってほぼほんと初めてちょっとあの祖母のことも、やっぱ外の人に言えなかったので…。そうですね…、どこまでできるかわからないですけど、頑張って一個でも何かしていければなって思いました。

(美輪さん)できます!

(エイトさん)はい、頑張ります。

(美輪さん)頑張って。

(エイトさん)はい。

(高瀬アナ)ありがとうございます。

 

~ あなたはあなたの人生を  生きていくこと ~

 

(美輪さん)とにかく、〝男探し〟がまず最初。

(高瀬アナ・エイトさん)(笑)

(美輪さん)今はね、これ(スマホ)の時代でしょ?だからね、そういうもので探してもいいし、紹介もあるでしょうし。うまい具合に引っかかってくる魚がいるかもしれませんよ?

(エイトさん)見つけられればなって…はい、思います。

(美輪さん)よし!やります!!って、言って?

(エイトさん)よし…やります…(笑)

(美輪さん)ダメ!もうちょっとハッキリ!

(エイトさん)はい、やります!!

(美輪さん)そうそう頑張って。

 

~ あしたを生きる あなたへ ~

兄弟姉妹は 他人の始まり



まとめ

愛のモヤモヤ相談室7月 後編【兄弟姉妹は他人の始まり】エイトさんは、祖父母の介護をしながら実家で生活している30代の女性。姉は外国人と結婚し海外で生活。自由な姉と自分を比べてモヤモヤしています。

愛のモヤモヤ相談室7月 後編 感想 家族に振り回されず、自分の人生を生きていくこと。それにはまず〝男さがし〟から✨❗❗ 今回も美輪さんのアドバイスが冴え渡っていた。

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