愛のモヤモヤ相談室3月 後編【愛されたい私 、嫌いになれない夫】

NHKEテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに、様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤをスッキリとは晴らすヒントをもらう番組です。2024年3月後半の相談者はちくわさんです。

愛のモヤモヤ相談室3月 後編【愛されたい私、嫌いになれない夫】

仕事をしながら、ふたりの子供を育てている40代女性、ちくわさんは、夫が浮気をしています。

死産の経験もあり、一緒につらい日々を乗り越えてきたつもりだったのに、その頃から夫は、ある女性と関係を持っていました。

8年も前から、陰で裏切られていたショック。この傷つけられた気持ちを、どこへもっていったらいいのか、

ちくわさんは、自分だけが苦しんできたようで納得がいきません。

でも、夫を嫌いにもなれません。

もう二度と夫の心が自分に戻ることはないのかと、不安な日々を過ごしています。



愛のモヤモヤ相談室3月 後編 感想

ちくわさん、ちくわさんのモヤモヤ相談室のご相談を拝見しました。

娘さんのことを話された時、声が震えていたので、<あぁ、まだ悲しいんだな。悲嘆を抱え続けて来られたんだな。>と思いました。

生まれるはずだった娘さんをなくされ、どれだけショックをうけ、どれだけ悲しかったでしょう。

耐え難い思いを抱え、〝ただ必死に生きてきた〟というお言葉、本当にその通りだと思いました。

ゼロ歳でも何歳でも、子供をなくすということは、母親にとって最もつらい、耐え難い苦しみですね。

娘さんが生まれていれば、するはずだったこと、できるはずだったことを、つい思わずにはいられませんね。

かけがえのない大切な娘さんをなくされた悲嘆と、身を引きちぎられるような苦しみによく耐えてこられましたね。

その、全力で生きていたさなか、旦那さんは他の女の人と関係をもっていたことがわかったのですね。

一緒に辛い毎日を乗り越えてきたと思っていたのに、そうじゃなかったんだという、ちくわさんの二重の苦しみと、やりきれなさが伝わってきて、こちらも胸が苦しくなりました。

 

それでも、旦那さんを嫌いにはなれないのですね。

 

ちくわさんは、結婚するときに〝この人と生きて行くんだ〟とご自分で決められたのですね。

だから、今回のことは自分の出来事として、引き受けて進んでいくしかないと、分かっておられるのですね。

分かってはいるけれど、この傷つけられた気持ちをどこへもっていけばいいのかと憤っているのですね。

 

美輪さんのアドバイスは、感情は全部切り捨てて、難しいけど理性だけになって、現実的なその解決法だけを取るということでした。

 

私は、〝感情は全部切り捨てて〟を、〝感情は全部(完全燃焼させて)切り捨てて〟と解釈しました。

ちくわさんが受けたショック、つらさ、悲しみ。今も旦那さんの帰りが少し遅いだけで、ザワザワしてしまう気持ち。

それらを完全燃焼させて、理性だけになって、旦那さんにストレートに伝えられる方法はないものでしょうか。

どうすればすべてが壊れず、ちくわさんのお気持ちも癒やされ、安堵して、幸せな日々が送れるのでしょうか。

美輪さんが、「あなたの勝ちですよ。」と言われたように、ご夫婦の関係は断たれていないのですから、ちくわさんのお気持ちを感情的にではなく、

理性だけになって、淡々と伝えてみるというのはどうでしょうか。

また勝手に、つぶやきライティングさせていただきますね。

これは、言えるかなぁ…いや、それは無理。言えないわ…等々、いろいろ思うところがおありと思いますが、私の勝手な想像で書くことをどうかお許し下さいませ。



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私、あなたのことを嫌いにはなれない。

私は、あなたのことを愛している。

本当は、私のことだけ見てほしい。愛してほしい。

 

でも、あなたはそうじゃないみたい。

それが、悲しい。悲しくて悲しくて、すごく寂しい。

 

いつも帰ってくるのがちょっと遅いだけで、心がザワザワする。

でも、感情で動いたらすべてが壊れてしまいそうで、怖くて言えない。

私は、結婚するときに、あなたと生きていくって決めたから、自分で決めたことだから、なにがあっても自分の出来事として引き受けて進んでいくしかないって、頭では分かってるつもりだった。

頭では分かってるつもりだったのに…。

でも、気持ちがついていかないの。

生まれるはずだった娘をなくして、一緒にすごく辛い毎日を乗り越えてきたと思っていたのに、そうじゃなかったんだって…。

それを思うと、すごく悲しかった。

悲しくて、悲しくて、とてもつらかった。

料理とかしてると、突然ドスンって、ショックな感情が蘇ってくるの。

あの必死に生きていたころからずっと、陰で裏切られていたのかって思うと、悲しくて悲しくて、本当に耐えられなくなる。

私は、両親みたいに、これから大きくなる息子たちの人生を、あなたと二人で見守っていきたいと思ってた。

でももう、あなたに愛されてないんじゃないかって、今、すごく不安なの。

だからもう、全部そのまま伝えることにした。

びっくりさせてごめんなさい。でも聞いてくれてありがとう。

あなたのことが好き。

大好き。

愛しています。

愛のモヤモヤ相談室3月 後編 内容

(ちくわさん)先日、少し前に夫が浮気をしていることが分かりました。あの…家では、いい父親。とてもまあ円満だと思っていたんです。私としては、私の両親のように、これから大きくなる息子たちの人生を二人で見守っていきたいっていう気持ちでいて、まあ夫をこう嫌いになれないけど、夫にはもう愛されてないのかとても不安で、今日相談に参りました。

(美輪さん)その浮気はどうやってバレたんですか?

(ちくわさん)ええと…浮気相手に送るメッセージを私に送ってきた。

(美輪さん)はっはははは…とんまね。

(高瀬アナ)あの…どんなメッセージだったんですか?生々しい…?

(ちくわさん)ちょっと言えないかな。で、思うとそれは初めてではなくて、かなり前に同じような感じであったことを、なぜか今回、急に思い出したんです。日記をつけてるんですけども、それを全部こうひっくり返して見てみたら、同じ名前が数年前にもあったことが分かって、それでちょっともうかなりショック…。

(美輪さん)そそっかしいダンナね。マヌケ。

~夫の浮気にモヤモヤしているちくわさん。八年前の日記に、同じ女性の名前を見つけた後、調査会社に依頼をしました。浮気相手が取引先の女性だとわかりましたが、そのことはまだ夫には告げていません。~

(高瀬アナ)関係は今も続いているようなんですか?

(ちくわさん)終わってはないと思います。私まだ証拠を持っているだけなので、何も行動を私は起こしてないので、切れてはないと思います。

(美輪さん)夜の生活はどうなってます?

(ちくわさん)あの基本的に帰りが毎晩遅いんです。ずっとなんかそういう夫婦生活がなかったんですけど、今回私が多分今までのショックとは違うショックを受けていることが、夫は分かったみたいで、で、急にあの…そう体のそういう身体の夫婦生活を求めてくるようになって、で、私もそこであの知ってることを悟られてはいけないので、まあ受け入れて夫婦生活がまた再開するっていう…

(美輪さん)じゃああなたの勝ちですよ。戻ってこなかったら、負けっぱなし。で、戻ってきて向こうが要求して、あなたが嫌々ながらでもね、それを応じてやるっていうの、情けですよね。これはあなたの勝ち。

(ちくわさん)えー、そういうこと…?

(美輪さん)やっぱり、あなた自身に一緒に暮らしてきて、若い頃愛し合ったわけだし、それこそ一財産できてるわけでしょ。思い出が。

(ちくわさん)はい。

(美輪さん)それをむざむざと捨てられますか?旦那様が。

(ちくわさん)うん…

(美輪さん)そっちの重みの方がずっとね、浮気相手の女ぐらいの重さとね、比べ物にならないくらい重いんですよ。

(ちくわさん)ちょっと私も…「勝ち」って言われましたけど、その言葉だけを握り締めて夫を許して行くにはちょっとその急に、つらいそのショックな感情が急に蘇ったりとか、帰りがちょっと遅いだけ…まあいつも遅いんですけど、いつもより遅いだけで心がこうザワザワってなったりとか…。

(美輪さん)それでどうなると思います?泣いたり、わめいたり、ため息ついたりで結局何か結論が出ますか?

(ちくわさん)出ないですね。

(美輪さん)破滅だけですよね。

(ちくわさん)破滅だけですね。はい。

(美輪さん)じゃあね、どうしたらいいか。感情は全部切り捨てて、ね、難しいことだけど、で理性だけになって現実的なその解決法だけを取るんですよ。

(ちくわさん)感情で動いたら、みんな壊れてしまうっていうのもわかるんですけど、あのフラッシュバックをするんですね。こう突然、この女の人と長かった数年間を、私はただ必死に生きてきた、陰で、裏切られたってことが突然、料理とかしてると突然こうドスンて…。長男と次男の間に…、娘を死産してまして、で、そこは長男がいたから乗り越えられたっていうところがすごく大きかったのと、まあ両親や義理の両親とか周りの人に支えられてなんとか次男を授かることもかなり勇気がいったんですけども、まあ計算すると、まあその私が一年、一日一日一年一年をなんとか乗り越えてきているさなか、夫は、そのほかのある人と関係を持ってたっていることになる、なったことが、一緒にすごく辛い毎日を乗り越えてきたのに、そうじゃなかったんだなって言うのが、すごくこう残念。なんか傷つけられた私のこの気持ちの行き場は、どこにもっていったらいいんだっていう…。

 

(美輪さん)それが人生なんです。つらいことばっかりいっぱい来るんですよ。いいことってのはちょっとの間だけ。だから私みたいにね、多くの人生相談をずっと50年以上やってますでしょ。そうするとみんなそんな技が分からないんですよね。理性と情念っていうのがね。

(ちくわさん)分かったのは、嫌いになれないっていうことはもちろん感情的にそうなんですけど、私は決めた、結婚するときに、この人と生きて行くんだと決めたから、自分で決めたことだから、それをそれをこう自分の決めたゴールじゃない方に持って行く理由として今回のことは当てはまらないんだなと自分でよく考えて…

(美輪さん)悩んだのね。

(ちくわさん)はい。それをわかった時に、もう今回のことも自分の出来事として引き受けて進んでいくしかないって分かったんですけど…

(美輪さん)だから自己解放するの。全部さっぱりと切り捨てて、だからどうなんだって、スパッと切っちゃうんですよ。それで、次の人生を歩くこと。

(ちくわさん)はい。

(美輪さん)あなたならできますよ。大丈夫。

(ちくわさん)ありがとうございます。

 

(美輪さん)歌を歌うことあります?

(ちくわさん)あんまり歌わないです。

(美輪さん)全然歌わないんですか?

(ちくわさん)聞くのは好きなんですけど…。

(美輪さん)ヨイトマケの歌なんて難しくないですよ。♪父ちゃんのためな~らエンヤコラ~♬って、言ってりゃいいんです。♫子どものためならエンヤコラ~♬もうひとつぅおまけにエンヤコラ~ぃ!今も聞こえるヨイトマケの唄~♪ きもちいいですよ。

~ あしたを生きるあなたへ ~

青い鳥はいつも自分の心の中にいる。見えるかどうかは、心の状態次第です。美輪明宏



まとめ

愛のモヤモヤ相談室3月 後編【愛されたい私、嫌いになれない夫】仕事をしながら二人の子どもを育てている40代女性、ちくわさんの夫は浮気をしている。死産の経験もあり自分だけが苦しんできたようで納得いかない。もう二度と夫の心が自分に戻ることはないのか、不安な日々を過ごしている。
愛のモヤモヤ相談室3月 後編 感想 美輪さんの〝感情は全部切り捨てて〟を、〝感情は全部(完全燃焼させて)切り捨てて〟と解釈。いつもの私の勝手な想像をお許しください。

愛のモヤモヤ相談室3月 後編 内容



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