愛のモヤモヤ相談室3月 前編【取り戻せない過去 悔やまずにはいられない。】

NHKEテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤを、スッキリと晴らすヒントをもらう番組です。2024年3月前半の相談者は、かまぼこさんです。

愛のモヤモヤ相談室3月 前編【取り戻せない過去 悔やまずにはいられない。】

30歳で結婚するときに、両親から実の子ではないと告げられ、その衝撃を未だ克服できないでいる40代女性、かまぼこさん。

本当のことを教えてもらえなかったことで、両親に裏切られた気持ちになることがあるといいます。

育ての親はもう亡くなり、心の整理がつけられないままなのだそうです。

かまぼこさんは、小学校高学年ぐらいから、少しずつ言葉にならないものを抱え、不安だったといいます。

かまぼこさんは、大きなファミリーで、たくさんのいとこと過ごすことがあったそうです。

その中で、みんな一切態度には出さないけれど、「あなたはちょっと特別だから」というような見えない薄い壁を感じたといいます。

近所の人も、なんとなく違う感じで「あー、あのお父さんの娘さんなの?」「だいぶ肌の色違うね」などとよく言われたのだそうです。

現在は、夫と子供たちに囲まれ幸せに暮らしていますが、もっと早く知っていれば、違う人生があったはずとモヤモヤしています。



愛のモヤモヤ相談室3月 かまぼこさん 感想

もっと早く伝えてほしかった。と、何度も訴えていたかまぼこさん。

育ての親御さんはすでに亡くなり、もう直接伝えることはかないません。

こうした過去への思いを、どのように整理したらいいのでしょうか。

美輪さんに、「だから本当はね、素晴らしい人たちに育てられて、何を今頃ね、そういうふうに何もかもひっくり返すようなこと言ってるんですか。おかしいですよ。」と言われたかまぼこさん。

「もっと前に教えてもらえれば」と訴えます。

美輪さんが更に「どうなったんですか?」と問い返します。

ここで、かまぼこさんの本音が飛び出しました。

 

「本当の家族になれたんじゃないか。最後まで仲間に入れてもらえなかった。」

これが、かまぼこさんの心の中にあった、言葉にならないモヤモヤではなかったでしょうか。

もしかしたら、このモヤモヤを言葉にできたら、スッキリするのではないでしょうか。

 

美輪さんのくれた、苦しみをほどくヒントは、〝感謝〟でした。

また、美輪さんは、〝情念〟を切り離して、理性で考えるように、とよく言われます。

 

言葉にならないモヤモヤの不完全燃焼を、言葉にしてスッキリ完全燃焼してみたら、どうなるでしょうか。

また私の勝手な想像で、つぶやきライティングしてしまいました。



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お父さん、お母さん、なんでもっと早く教えてくれなかったの。

私は、普通に言ってくれれば、ちゃんと理解できる大人なんだから。

なんでもっと早く教えてくれなかったの。

お母さん、私はあの時、30歳の大人だったんだよ。注射を我慢する子どもみたいに、抱きかかえて肩に手なんか置かないで。

私、たくさんのいとこや近所の人たちの、言葉に出さない態度にも、とても傷ついていたんだよ。

小学校高学年の頃から、見えない薄い壁があるようで、苦しかった。

お父さんもお母さんも、教えてくれなかった。親戚の人たちも、近所の人たちも、知っていたのに誰も教えてくれなかった。

私だけ仲間はずれだったんだよ。苦しかった。苦しいよ。苦しくて苦しくて仕方ないよ。

 

もっと早く教えてくれれば、本当の親子になれたのに。本当の家族になれたのに!!私だけ、最後まで仲間に入れてもらえなかった!!

 

嫌だ!嫌だ!!嫌だーー!!どうしてもっと早く教えてくれなかったの!?

もっと早く教えてもらって、もっと早く本当のことを知って、もっと早く本当の親子になりたかった!本当の家族になりたかった!!

(血は繋がってなくても)本当の親子になりたかった!本当の家族になりたかった!!そうできたのに!!もっと早く教えてくれれば!!

悲しい!くやしい!苦しいよ!つらいよ!寂しいよ!みじめだよ!もう嫌だ!!嫌だーー!!つらいよ!!苦しいよーー!!苦しいよーーー!!

 

 

もっと早く教えてくれれば、色んなことで自分の人生が変わったのではないかと、思わずにはいられない。

もう戻らない過去を、悔やまずにはいられない。

お父さんと、本音で語り合いたかった。

お母さんと、本音で語り合いたかった。

早く本当のことを教えてもらって、本当の親子になりたかった。

 

血は繋がってなくても、ただ本当の家族になりたかった。

 

お父さん、お母さん…。

お父さん、お母さんも本当は、言いたかったんだよね。

でも、言えなかったんだよね。私のことを傷つけたくなくて、どうしても言えなかったんだよね。

お父さんも、お母さんも、苦しかったね。

お父さんも、お母さんも、本当の親子になりたかったんだよね。本当の家族になりたかったんだよね。私たち、同じ夢を見ていたのにね。

お父さんと、お母さんが生きているうちに、夢が叶うとよかったなぁ。

取り戻せない過去を、悔やまずにはいられない。

望んでも叶わないことを、願わずにはいられない。

 

美輪さんにね、叱られちゃったよ。

どうして苦しいか分かるかって、感謝がないからだって。実の親以上に優しく、何不自由なく育ててもらって、私は幸せだって。

夫と子どもたちと、素晴らしい家庭を築いていくことが、何よりの恩返しになるって。

 

お父さん、大好き。

お母さん、大好き。

本当の親以上に、私を大切にしてくれてありがとう。

本当の親以上に、私を愛してくれてありがとう。

 

お父さんと、お母さんの娘でよかったな。

 

これから、夫と子どもたちと素晴らしい家庭を築いていきます。

 

ずっとそばで見守っていてね。

 

 

愛のモヤモヤ相談室3月 かまぼこさん 内容

(かまぼこさん)美輪さんよろしくお願いいたします。

(美輪さん)こちらこそよろしくお願いします。

(かまぼこさん)わたくしは夫と子供2人と家族4人で幸せに暮らしております。

(美輪さん)でもなぜいらしたの?そんなにお幸せなのに。

(かまぼこさん)はい、たった一つ、私だけの心の中に、モヤモヤがあって、そのために来ました。私は結婚をするときに、親に呼ばれて「お前は本当は父さん母さんの子じゃないんだ」と告げられたことです。その言葉の衝撃が、いまだずっと心の中で、ずっと尾を引いてて…はい。

 

~30歳で結婚したとき自分が育ててくれた両親の子供ではないと明かされたかまぼこさん。育ての親はもう亡くなり、心の整理がつけられないままモヤモヤしています。~

 

(かまぼこさん)私の父は、某広告会社の会社員。そして母は、飲み屋で働いている女性、不倫であったと。

(美輪さん)それはね、気がつかないぐらいに立派に可愛がってね、あなたずっと幸せでいられたわけじゃないですか。そう思いません?

(かまぼこさん)思います。ただなぜもっと早く伝えてくれなかったんだろう。もっと早く伝えてくれればいろんなことで、私の人生が変わったのではないか。両親に裏切られた気持ちになることがあります。

(美輪さん)そんなにね、恨むようなことはあったんですか?

(かまぼこさん)思い返してみて恨みというのは…

(美輪さん)なんにもないでしょう?

(かまぼこさん)そうですね…。

(高瀬アナ)今になってこうモヤモヤするその理由としては、子供の頃にあの不登校などをご経験されたということとかも

(かまぼこさん)そうですね。私は、お父さんのために頑張る、お母さんのために頑張る、ずっとそう思って親の顔を見て育ってきています。私は、中学を受験したんですけれども、その時に父のために合格しようと思って、頑張って入ったんですね。でもそれはスタートなのに、もうそこで息切れをしてしまって、その時に、私がこうしたいああしたいと思うことを、全部叶えてくれているんです。学校が嫌なので行きません。では、フリースクールに行きましょうって探して連れて行ってくれる。私は将来こういうことをしたい、そう思って英語を頑張りたい、そうすると留学をさせてくれるんです。私はそれで中学はフリースクール、そして高校は海外に留学している経験を持っています。私はそれでいいのかな?父と母の姿と私が向かっている方向と、その周りにたくさんあるもの、フリースクール、自由な時間、自由にできるお金、海外、全部…全部あるのに、すごく不安になるんです。虚しい…虚しくはならない…。不安…不安です。これでいいんだろうか?って、小学校高学年ぐらいから少しずつ少しずつ言葉にならないものが、ずっとあったと思います。父もあのお金で大変苦労していたので、ちょっと〝カッコつけ屋〟なんです。カッコつけて、そして私の前で苦労を見せない…

(美輪さん)素晴らしい人ね。優しい方じゃありませんか。そうでしょ?

(かまぼこさん)私が結婚する時に「父さんとお母さんの子じゃないんだ」って、父が告げてくれた時、父は私の前で初めて声をあげて泣いたんです。その言葉を告げられた瞬間は、母が横にいて、あの注射を我慢する子供をこう抱きかかえるみたいに、私大人なのに、肩に手を置かれてその話を聞いたんです。もっと本当は早く伝えるつもりだったのよ。もうあの子は大丈夫だからってお父さんに言ったんだけど、お父さんがダメでね。結婚するお相手のご両親に、この子は実は養子縁組だっていう話を持っていって、あの子に内緒にしておいてほしいって言いに行こうなんて、最初言ってたんだから。でもさすがにそれはと言って止めたの。なんて言うことも言っていて…

(美輪さん)だから本当はね素晴らしい人たちに育てられて、何を今頃ね、そういうふうに何もかもひっくり返すようなこと言ってるんですか。おかしいですよ。

(かまぼこさん)もっと前に教えてもらえれば…

(美輪さん)どうなったんですか?

(かまぼこさん)本当の家族になれたんじゃないか。最後まで仲間に入れてもらえなかった。

(美輪さん)何の仲間ですか?

(かまぼこさん)私は大きなファミリーだったので、たくさんのいとこと過ごすことがあるんですけれども、一切態度には出さないんですけれども、やっぱり、あ、ちょっとあなたはという風に見えない薄い壁があって、あなたは特別だから何をやるにもなんで私は入れてもらえないのってちょっと特別だから、近所の方とかも、なんとなく違う…感じ。あー、「あのお父さんの娘さんなの?」みたいな感じに囚われたり、「だいぶ肌の色違うね」っていうことは、よく言われたり…

(美輪さん)それは実の親子でもありますよ。全部悪く悪く悪く考える、そういう悪いクセ、およしあそばせ。そうでしょ?自分が苦しむんですよ。それで。

(かまぼこさん)苦しいです。

(美輪さん)人がいじめたんじゃないですよ。自分が自分をいじめているわけ。それを、ほどくにはどうしたらいいと思いますか。

(かまぼこさん)わからないです…。

(美輪さん)感謝ですよ。子どもさん二人いらっしゃって、素敵な旦那様いらして幸せな家庭でしょ。実の親のところで生まれてね、そんな幸せが手に入ったと思いますか?

(かまぼこさん)思えないです。

(美輪さん)不幸な人達って、いっぱいいるじゃありませんか。実の親子なのに。だからそんなね、血のつながりがどうのこうのっていう、どうでもいいんですよ!そんなことは。人間対人間がね、どういうふうに接して、で、大人のね、経験を積んだ大人がね、実の親以上に優しく育てて何不自由なく育ててもらったんでしょ?

(かまぼこさん)はい。

(美輪さん)感謝足りないから、自分で自分を苦しめるんですよ。幸せなんですよ、あなたは。それに気がつけよってことだったんでしょうね。ここへお見えになったのはね。お分かりになりました?

(かまぼこさん)はい。感謝をして…

(美輪さん)で、あなたがね、ご主人とね素晴らしい家庭を築いていくこと。これが何よりの恩返しですよ。

(かまぼこさん)はい。

(美輪さん)よかった。

(かまぼこさん)はい。

(高瀬アナ)ここまでありがとうございました。

(かまぼこさん)ありがとうございました。



まとめ

愛のモヤモヤ相談室3月 前編【取り戻せない過去 悔やまずにはいられない。】30歳で結婚するときに、両親から実の子ではないと告げられ、その衝撃を未だ克服できないでいる40代女性、かまぼこさん。もっと早く知っていれば、違う人生があったはずとモヤモヤしている。
愛のモヤモヤ相談室3月 かまぼこさん 感想 美輪さんに問われ飛び出したかまぼこさんの本音。「本当の家族になりたかった。」言葉にならないモヤモヤを、言葉にしてみた。
愛のモヤモヤ相談室3月 かまぼこさん 内容



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