宇多田ヒカルツイッター 名言 どうしたらいい?「どんどん自分が見えなくなっていってた。」時
有名人(見られる側)になってからの十数年、どんどん自分が見えなくなっていってた。全然自分のこと理解できてなかったし周りの人たちのことも「知ろう」としてなかった。苦しい、さびしい生き方をしてました。まだ若いうちに気付けてよかったです。みんなに感謝(*´(エ)`)
— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) February 12, 2012
1998年、15歳の時に「Automatic」でデビューした宇多田ヒカルさん。彼女がいわゆる〝人間活動〟に専念したのは2010年。
なので、このツイートは、休業中のものですね。
2022年7月号のヴォーグインタビューの中で、イギリスに移住して10年、と言われているので、このツイートをした年に日本を離れたものと思われます。
(宇多田) 人目を気にしながらだと、本当の行動に感じないというか。
行動することの本質にある部分がすっ飛ばされちゃう。
今を生きて、今の瞬間にいようとしても、誰かに気づかれたらこうなるとか思いながら行動していると、
何のために何をしてるかわからなくなってしまう。
自分で何もできないまま、仕事し始めた15歳の状態のままおばあちゃんになっていくのを想像したらすごく怖くなって。
そういう部分の成長が必要だと思い、“普通の暮らし”をロンドンで始めました。
全部自分でやって、ちゃんと自分の力で生きているという実感を初めて持ちましたね。
VOGUE 2022年7月号
このインタビューの中で、当時の日本での生活には「暮らし」がなかった、と言われています。
ほとんどのことを事務所がやってくれていたのでしょうね。
有名芸能人だから仕方がなかったのでしょうが、管理された毎日を、息が詰まるように感じていたのかもしれませんね。。
「どんどん自分がみえなくなっていってた。」当時を振り返り、何がわからないのかが、わからなくて不安だった、とも言われています。
暮らしを、全部自分でやってみて、ようやく〝ちゃんと自分の力で生きている〟という実感が持てたようです。
いつの間にか他人軸で生きてしまっていた、というのはよくある話なのかもしれませんね。
有名人(見られる側)になるということは、だれかの「こうしてほしい」「こうなってほしい」ということを常に感じて、無意識に叶えている状態、ともいえるのでしょうか。
それを続けているうちに、苦しさに耐えられなくなるのでしょうか。
宇多田ヒカルさんは、「全然自分のこと理解できてなかったし周りの人たちのことも「知ろう」としてなかった。苦しい、さびしい生き方をしてました。まだ若いうちに気付けてよかったです。」と、ツイートしています。
苦しい、さびしいという気持ちを自覚し、自分のことを理解できていなかったことに気付き、さらに周りの人たちのことも「知ろう」としていなかったことにも気がついたのですね。
「まだ若いうちに気付けてよかったです。」とも言われています。
2022年7月号のヴォーグインタビューの中で、宇多田ヒカルさんが9年間通っている精神分析について、「始めようと思った動機は?」と聞かれているところがあります。
それについて、宇多田ヒカルさんはこう答えています。
宇多田 母親が亡くなるちょっと前、それまでほとんどこっちからは連絡できない状態で、向こうからもほとんどなかったんですが、急に連絡が増えた時期があって。
そこで、カウンセリングを受けないと私もダメになっちゃいそうというか、持っていかれちゃうなって、友達にカウンセラーを紹介してもらったんです。
でも、カウンセラーに会いに行った日に母が亡くなっちゃったんですね。
その後も一回会ったんですが、この話をこの人とするのはなんか違うなと思って。
それから少し経って読み始めた心理学系の本がすごく面白かったんで友達に見せたら、「この作家さん、私仕事したことある。精神分析する人ですごい人だよ。まだクライアントをとってるかもよ」と言ってくれて。
私は消極的なので自分から行動するほうじゃないんですけど、彼女が行動派で、「連絡先書いてあるじゃん、ウェブサイトからメールしてみたら」って言ってくれて。
メールを送ったらすぐに返事がきて、翌日か翌々日くらいから始まりました。
スー とんとん拍子でしたね。
宇多田 本当にメールして良かったって思います。それからずっとその人。ご縁だなって思います。そういうところ、運が良いので。
母である、藤圭子さんが亡くなったのは、2013年8月ですから、宇多田ヒカルさんは、この精神分析医の先生に出会う前からすでに、自分自身と向き合い、気付きを得ていたといえるのかもしれませんね。
フランチェスコ・カリアーノさんと再婚されるのが、2014年2月、息子さんを出産されるのが2015年7月ですから、
ツイートされてからの3年間は、宇多田ヒカルさんにとって本当に激動の時代でしたね。
この激動の時代を、精神分析医のサポートを得て、宇多田ヒカルさんはさらに深い自己理解を進めていきました。
まとめ
宇多田ヒカルツイッター 名言 まとめ どうしたらいい?「どんどん自分が見えなくなっていってた。」時
「どんどん自分が見えなくなっていった。」時は、
苦しい、さびしいという気持ちを自覚することから、すべてが始まっていく。
苦しみを与えられただけではなく、苦しみをともに分かち合えるパートナー3人(精神分析医、フランチェスコ・カリアーノさん、息子さん)を得て、宇多田ヒカルさんはさらに深い自己理解を進めていきました。
本当に三行半?フランチェスコ・カリアーノさんの見方、再考してみました。
宇多田ヒカル離婚 元夫は、○モではなく優しいパパ 最良のカタチ ピカピカの40代
こちらもオススメ!美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室3月 どうしたらいい?【物質的に満たされても、心が満たされないとき】
美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室5月 どうする?【自分のしたいことがわからない】時
コメント