美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室は、御年88歳の美輪さんが、豊富な人生経験と独特の切り口で相談者に語りかけ、
相談者が自分をみつめるきっかけをつくる、トークドキュメント番組です。
2023年3月の放送は、3月24日（金）午後10時～10時25分でした。さて、今回はどんな相談だったのでしょうか。
愛のモヤモヤ相談室3月 どうしたらいい？【物質的に満たされても、心が満たされないとき】
エブリィさん（20代女性）は、親の期待に応え、努力して有名難関大学に入り、大手企業へ就職したものの、自分の人生を楽しめていない、と感じています。
エブリィさんは、誰にも頼らず、一人で自立して生きていけるようにと、シングルマザーとして苦労していたお母さんから、厳しくしつけられました。
今、自分のやりたいことができるお金も余裕もあるのに、幸せを感じられない。本当にこれが自分の求めていた幸せなのか？モヤモヤしています。
この、心が満たされないモヤモヤをどうしたらいいのか、というのが今回の相談です。
愛のモヤモヤ相談室3月 今月の美輪さんのバッサリ→からのエール
エブリィさんは、お友達と比較して自分の方が大丈夫、幸せだと思い込むために、お友達に対してマウントをとることがあるのだそう。それを聞いた美輪さん、今回もバッサリいきました。
（美輪さん）「下品ですよ。下品。」
美輪さんは、そんなエブリィさんに、このようにエールを送ります。
（美輪さん）「もう世の中のね、いろんなことで勝者側に立ってね、 思いどおりにやってきたんだから。
自分に対してね、もっとゆとりをもって褒美あげなくちゃ。ご褒美あげないんですもの。働いても働いてもご褒美くださらない。そんな主人はどう思います？」
（エブリィさん）いやです。やめたくなります。
（美輪さん）でしょ？
と言って、美輪さんは、♪ラララ～♪ララララ～と、 ブラームスを歌い始めます。
（美輪さん）「きれいなゆったりした、美しい世界がたくさんありますよ。だからそういうものをね、ちょっとのぞいてご覧になったら、奥が深いなーと思うから。そっちに目を向けたらいかがです？」
（エブリィさん）「今ちょっと…、美輪さんの歌を聴いて、ちょっと心が奪われてしまったので…。そちらにも、目を向けていきたいなと思いました。」
高瀬アナからも、「ここに来られている時点で、変わりたい変わろうとするエブリィさんを感じました。大丈夫じゃないですか？」とエールを送られます。
（エブリィさん）「やっぱり自分でも、何ていうか、ちょっと察してた部分があって。やっぱり損得ばっかり考えてしまうところとか、本当に悪い、心の貧しい部分だと思うので、はっきり言っていただいて、本当によかったなと思います。ありがとうございました。」
（美輪さん）どういたしまして。こちらこそ。
～もっとゆとりを持って ご褒美をあげなくちゃ～
愛のモヤモヤ相談室3月 感想 どうする？【物質的に満たされても、心が満たされないとき】
美輪さんの、ブラームスを間近で聞いて、損得抜きに！〝心奪われた〟エブリィさん。本当によかったですね。
エブリィさんのお母さんは、エブリィさんにとって〝あこがれの人〟なのかもしれませんね。
〝母は、再婚して家族を持って、すごく幸せそう。〟〝仕事もして、そこでも充実していて、人と一緒に生きていくこともできて（すごいなぁ）〟と感じているようです。
お母さんは、心豊かに、幸せに暮らしていらっしゃるんですね。
リキまず、お母さんのことを語る、エブリィさんのことを、私も大丈夫なんじゃないかなと思いました。
幸せになることや楽しむことのコツは、たぶん頑張らずに「感じること」や「味わうこと」なのかもしれませんね。
エブリィさんは、「（恋愛は）不確実要素が多い。自分が頑張ってもどうにもならない。対・人の気持ち（を考えるのが）すごく苦手で怖い。」とおっしゃってましたが、
すごく苦手で怖い、と表現できたの、すごいなぁと思いました。せっかくですから、好きな人ができたら、そのまま伝えてしまったらいいのではないかと思いましたよ。
「私、人の気持ちを考えるのがすごく苦手で怖いの。」と、言ってしまって大丈夫じゃないでしょうか。
そして、エブリィさんは、すぐに比較とか、評価の方に頭がいっちゃうのですよね。
これも、予防線を張っておいたらどうかなぁと思いました。
「私すぐ、比較とか評価とか損得で考えちゃうの。気分害したらごめんね。
私の言ってること、なんかおかしい、と思ったら指摘してくれると、嬉しいんだけど…。」とか。
要は、損得で考える心の貧しい部分を、さらけ出しちゃったらどうでしょうか。
そして、そんな自分の成長を見守ってくれませんか、とお願いするのもいいんじゃないかなと思いました。
大好きな彼のために、成長しなきゃ、というモチベーションがあれば、楽しく頑張れちゃうのではありませんか？
たぶん、そんな楽しい頑張りを積み重ねていくうちに、〝何かにこういつもせまられて追われているような感覚〟は、薄れていくのではないかなと思いました。
自分の、感じたままを、言葉にして表現し、それをそのまま伝えられること。
この単純なコミュニケーションが、もしかしたら自分を満たしてくれることにつながるのかもしれませんね。
エブリィさんは〝理論的にというか、考えてわかることしか、考えたくない。〟ともおっしゃっていましたね。
私は、「エブリィさん、本当にこう感じて、このように言っているんだなぁ。」と、リアルな表現にちょっと笑ってしまいました。
その調子ですよ、エブリィさん♪
考えるより、まず感じて。
理屈は一旦棚上げしておいて、まず喜怒哀楽を先に味わっちゃうのがいいのではないでしょうか。
私は、力が入って、なにかを頑張っているとき、「あ、自分またちょっと方向ズレてきてるゾ…」と、自分の中のセンサーが感知してくれます。
それを感じると、私は感覚を微妙に修正するんです。
〝頑張って結果を出そうとしている自分〟感覚を修正します。→「続けている自分、えらいなー。」とか「これをやり遂げたら、自分、めっちゃ喜ぶやろなぁ。ワクワク♪」など、途中経過を褒めたり、結果を想像して、励ますようにしてるんです。
力を入れて頑張っているときというのは、たぶん結果に向けて努力をしてしまっているときなんじゃないかと思います。
これは苦しいですよね。でも世の中の標準はこっちですね。日本は特にこっちに偏ってしまっている感じがします。
途中経過（プロセス）、に照準を合わせて楽しむ、喜ぶ、励ますのがコツです。
なんせ、結果が手に入るまでは、元々の現実との差分に、消耗しがちです。頑張っちゃったら、それこそ結果を出す前に、私はヘコタレてしまいますので💦
自分の中の〝幸せになれるセンサー〟の微調整ができるようになれば、とってもラクに生きられますよ♪他人の言うことも気になりませんし。
でも、幸せになれるセンサーを、親基準や世間基準から自分基準に変更するのは、言うのは簡単ですけど、やるのは七転八倒する思いかもしれません💧
人と関わって生きていくのって、ほんと大変ですから❗💦
まとめ
愛のモヤモヤ相談室3月 どうしたらいい？【物質的に満たされても、心が満たされないとき】お金も余裕もあるのに、幸せを感じられない。
愛のモヤモヤ相談室3月 今月の美輪さんのバッサリ→からのエール
「下品ですよ。下品。」からの → ～もっとゆとりを持って ご褒美をあげなくちゃ～
愛のモヤモヤ相談室3月 感想 どうする？【物質的に満たされても、心が満たされないとき】 考えるより、まず感じて。
おまけ 大阪に転勤が決まった高瀬アナ （美輪さん）私を捨ててどこへ行く？
（高瀬アナ）あのぅ…私、この春大阪に転勤することになりまして…。
（美輪さん）えぇっ？じゃあ私もついて行きますよ。
（高瀬アナ）え！？ あ…いいですか？
（美輪さん）あなたにねぇ、
（高瀬アナ）あっ、はい。
（美輪さん）男やもめみたいにね、飯焚けぇ何とか何とかって、そういうのやらせたいんですよ。
（高瀬アナ）やらせたい？じゃあちょっとそれ相応のお屋敷をちょっと…。
（美輪さん）じゃあこの番組はどうなるんです？
（高瀬アナ）あっ幸いなことに、
（美輪さん）はい、
（高瀬アナ）春からも継続ということになりますので
（美輪さん）高瀬さんは？
（高瀬アナ）私も何とかそこにしがみついて…。
（美輪さん）よかった♡
（高瀬アナ）あ、ありがとうございます。
（美輪さん）私を捨ててどこへ行くんだろうと思って
（高瀬アナ）いやいゃそんな本当にもぅ、ついていきますので。いやと言われても。
（美輪さん）嘘つきめ。
（高瀬アナ）そんな…
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