喪失感 いつになったら悲しくなくなる?
宇多田ヒカルさんの〝真夏の通り雨〟に、「いつになったら悲しくなくなる?」という歌詞があります。
思いがけず大切な人をうしなった時、悲嘆にくれる自分の気持ちって、本当に持って行き場がなくて困りますね。
いつになったら悲しくなくなるのか。本当に自分は立ち直ることができるのか。
わき上がる疑問に答えが出ず、途方に暮れてしまいます。
私の経験を振り返ると、四十九日、納骨、初盆、一周忌、三回忌と、ひとつ終わる度に、ひと区切りがついていったという感じです。
だいたい丸2年くらいが経って落ち着きを取り戻したというか、あきらめたというかそんな気持ちになりました。
喪失感 ショック状態からの回復 最初の3か月のケアを大切に
大切な人をなくしてすぐは、ほんとにやることがいっぱいですよね。
突然なくすとそれこそ警察署に出向いたり、葬儀や火葬、娘が住んでいたマンションの片づけ…。
それも短期間で一気にしないといけません。
ショック状態の自分を、さらに精神的に振り切って動かざるをえないため、私は気持ちが高ぶってうまく眠れなくなりました。
長女をなくして2週間くらいの頃です。仕事へ復帰する前に、かかりつけの内科に行き抗不安薬を処方してもらいました。
薬が効いて、もし朝起きられなくても大丈夫なように、1ヶ月は、フルタイムの仕事を午前中は休ませてもらい、午後からのみ出勤させてもらっていました。
抗不安薬は1ヶ月ほど、毎日夜寝る前に一錠飲んでいました。
服用すると、4時間くらい通しで眠れるので、体力回復にはとてもよかったと思います。
服用なしだと、1時間ほどで急に目が覚め、それ以降は全く眠れず、
(また、眠れないかも…。)という不安から本当に眠れなくなってしまっていたので、
最初の1ヶ月は薬の力を借りて、しっかりと睡眠をとるようにしていました。
長女がなくなったのは、2月の下旬で3月いっぱいは毎日寝る前に服用し、フルタイムで復帰する4月に入ってからは、
かかりつけの先生に「そろそろ休みの前日とかは、飲まないで眠ることを試してみるといいですよ」と言われたので、
休日の前夜は、一錠の薬を半分に割って量を減らしたり、少しづつ飲まない日を増やしていきました。
(その際に、今、身体は抗不安薬が毎夜入ってくることが基準になっているから、急に飲まないと離脱症状といって、全く眠れなくなることがあるからね、と言われました。)
そしてGW明けには、ほぼ週に1~2回の服用で大丈夫になりました。
そのうち、抗不安薬は(眠れなかったら飲めばいいし…)と、持っているだけで安心できるようになり、半年後くらいには、月に2~3回の服用で生活できるようになりました。
このような経験から、私はショック状態からの回復は、泣くことも大事だけれど、眠ることも同じくらい大事なんだなと思いました。
喪失感 それでも生活は続いていく
どんな人でも、色々なことがうまくいかず、悩んだり落ち込んだりすることがありますよね。
とてもじゃないけど動けないときもありますよね。
長女は、悩んで落ち込んで、自分ではどうしようもない状態に陥っても、かたくなに医療を拒み、最悪の結果を招いてしまいました。
なにがそんなに精神科の医療を受けることを邪魔したんでしょうか。
“助けて”と ただ伝えてくれたら、どれだけたくさんの手が差し伸べられたかわからないのに。
(あぁ、また考えても仕方のないことを頭の中でグルグル考えてしまった)
何年経っても、生きる方を選んでほしかったなと思う気持ちは変わらないので、
悲しい気持ちにはなります。
でも、生きる方を選んだ人たちの中で自分は日々生かされていて
見えないだけで自分より大変なひとはいっぱいて、そうじゃない人もいて
それぞれがみんな色んな思いを抱えて生きている。そしてちゃんと生活は続いていく。
(なんか大丈夫かも。)
今はそんな気持ちで日々を過ごしています。
まとめ
喪失感 いつになったら悲しくなくなる? 私はだいたい丸2年くらいが経った頃、落ち着きを取り戻したというかあきらめたというかそんな気持ちになりました。
喪失感 ショック状態からの回復 迷わず医療を頼りました。最初の3か月のケアを大切に。
喪失感 それでも生活は続いていく 生きる方を選んだ人たちの中で自分は日々生かされている。


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