NHKEテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤをスッキリと晴らすヒントをもらう番組です。2025年1月前半の相談者は、フミさんです。
愛のモヤモヤ相談室1月 前編【娘たちを愛せない】フミさん
ふたりの娘を子供の頃からかわいいと思えず、嫌いだというフミさん(50代女性)社会人になるまではなんとか頑張らなくてはと思ってきたのですが、上の娘の反抗的な態度や身勝手な行動にイライラし、肉体的にも精神的にもつらく、気持ちが押しつぶされそうだといいます。
愛のモヤモヤ相談室1月 前編【娘たちを愛せない】感想
さ…殺意、とおっしゃいましたか💦 お…穏やかではありませんね💦💦 でもフミさんの本当のお気持ちのようでしたね。口調からホントにイライラとした感じが伝わってきましたもん。
フミさんは、いつもキチンと清潔にしていたい方なのですね。お子さんが、ベタベタに汚してしまうなんてことが生理的にダメということなんでしょうね。
でもご主人は「一日ぐらい掃除しなくても死なないよ」などと言ってくれる大らかで優しい方だったのだとか。
そんなご主人を10年前に亡くされ、2人の娘さんの子育てに孤軍奮闘して来られたというフミさん。大変な思いをされてきたのですね。
娘さんとの感情のすれ違いが多く、わかり合えなかったというフミさんの憤りと悲しみが伝わって来ました。ずっと苦しかったんですね。
でもそんなフミさんに、美輪さんから意外なアドバイスがありました。〝お仏壇でお経を唱えること〟さすが美輪さん❗ いつも誰も考えつかないことをサラリとおっしゃってくれます♫
ほんとに、フミさんが厳かな気持ちで姿勢を正す姿をみて、娘さんたちに何か伝わるものがあるのだろうなーと思いました。
愛のモヤモヤ相談室1月 前編 内容 全文
(フミさん)私には2人の娘がいるんですが、この子達のことは嫌いです。幼い頃から可愛いとか思うよりも煩わしいと思ってしまって、手をつながなきゃいけないんだけど、それすら嫌で。その娘たちは今、高校生と大学生に成長しましたが、反抗的な態度、自分勝手な行動っていうので、今はもう本当にそれが嫌で、殺意を抱くこともあります。社会人になるまで、手助けしていかなきゃいけないと思って責任感で頑張ってきましたが、もう私も50を超えて、肉体的にも精神的にもつらくなってきました。この生活がいつまで続くかと思うと、気持ちが押しつぶされそうです。
(美輪さん)ということだそうです。
(フミさん)小さい頃から、かわいいとか愛しいとか、そういう感情がなかったんです。私、娘たちに、ずっと。
(美輪さん)じゃあ保育園や幼稚園に行くようなころ
(フミさん)もう行ってくれてありがとう。もう帰って来なくてもいいよって。帰る、お迎えの時間が憂鬱でした。
(美輪さん)どういうところが好きじゃないんですか?
(フミさん)ものを整頓して、きちんと置きたい。ものを汚されるのが嫌だって私思うんですね、私よく。だから子どもがこうちっちゃい子、手掴みで物を食べるとか、ああいうのが本当に駄目で。それこそ小さい頃…。
(美輪さん)それが子供の商売ですもんね。
(フミさん)でもそれが自分では。もう苦行というか、なるべくも汚さないように汚さないようにちょっと汚れたらすぐ拭いちゃう、とか。
(美輪さん)ご主人はどうだったんですか?
(フミさん)一日ぐらい掃除しなくても死なないよって言われました。
(美輪さん)でしょうね。
(フミさん)娘…、女の子って年頃になるとお父さんは嫌いになるっていうパターンってよく聞かれるから。私、主人のことが大好きだったので、主人の嫌いとか言われたくなかったので、お父さん大好きに仕向けてました。でも主人もやっぱり女の子ですから、娘たちで、可愛がってくれてました。
~その最愛の夫は、十年前に亡くなりました。娘との間に立っていた夫のいない家庭で、ひとりで子育てに向き合ってきたフミさん。大きくなっても、わがままな娘たちに手を焼いています。~
(フミさん)家って本当は心落ち着く場所、安らげる場所であってほしかったっていうか、そうであるべきなんだろうなと思うんですけど、本っ当になんだろう、嫌な娘が家にいる、この状態が、あの上の娘、ものを成し遂げるっていうことができない娘育ってしまって。習い事とかでも、初めは張り切って行ってたんだけど、段々段々行くのを渋るようになって、高校もすごくもう「自分がどうしてもここに行きたい」って言って一時間ちょっとかかる学校に通うようになったんですが、二年生の後半からだんだんだんだんサボるようになってきて、もう本当に最後はもう先生のお情けで、なんとか卒業させてもらったっていう状況です。で、大学に入りました。自分で望んだ学科があるから、もう確かにそこに行けば自分の興味のあるものが学べるだろうなと思って。私もじゃあ言って、大学に通わしたんですけど、今この時点で欠席が多くて、ほぼ留年決定になりました。もう今、あの子、ごまかすことばっかりで、「やるもん」「できるもん」「きちんとするもん」もうひどいんですよ本当に。18になって、カード会社とかそういうのに、どんどんなんか、多分カード作ったり申し込んだりしたんでしょうね。督促状。いろんな色のがうちに届きます。ピンク色のとか黒とか見まして、はぁぁ終わったなーって。それはもう部屋に、封も開けずに放ってあるのを見てイライラして。ほんっとにもう…あっ…
(高瀬アナ)大丈夫ですか?
(フミさん)…鼻血が出ちゃった…
(高瀬アナ)あ、ちょっと止めましょう。
~しばらくお待ち下さい・・・~
(高瀬アナ)あの…、お聞きしてて…。こう程度の問題なのか、それとも冒頭でおっしゃってたその娘たちを愛せないというそもそものところなのか。ご自身でもさまざまその自己分析されたと思うんですけども。
(フミさん)そうですね、うーーん、やっぱり世の中の風潮っていうか、テレビとかなんかを見てても、親は子供を愛して当たり前っていうか、愛してる、愛してないなんてないじゃないかっていう、動物だって虐待はしないよとかきちんと育てるよっていう、ああいうの見ると結構辛いですね。自分が本当にダメなんだなって。逆に、娘に殺意…あの、そういうことを抱いたとしても、逆に自分の方が亡くなりたいぐらいですよね。こんな私いてもしょうがないって。この子たちをこういう風に育ててしまった自分が原因だって思ってます。
(美輪さん)ご主人はあなたのこと、感謝してらっしゃると思いますよ。
(フミさん)であってほしいです。
(美輪さん)お仏壇あります?
(フミさん)はい。毎日 朝と夜、お参りしてます。
(美輪さん)お経はあげられますか?
(フミさん)お経は ちょっと難しくて。
(高瀬アナ)なんかあの〝お父ちゃん教〟という…宗教があるって
(美輪さん)どういうこと?
(フミさん)まあ、主人が絶対すぐ近くにいてくれるって私は思ってるんで、なんか困った時とか、助けてほしいときに、お父ちゃん。でも些細なことなんですよ。そう、ショッピングモール行って、駐車場がなかなか見つからない。お父さん早くしないと時間がないから駐車場!っていうとどっかがポーンって空いたりして入れたりして。困った時のお父ちゃん頼みっていうふうで。そのお父ちゃん教っていうのを我が家で布教しようとしたんですけど、娘2人には「やだ」って言って、私一人が信者なんですけど、そういう…
(美輪さん)娘さんは無理ですよ。
(フミさん)バカにされました。
(美輪さん)でもお母さんがね、厳かな気持ちで姿勢を正して、お線香焚いて。それでね、お題目でも、観音経なんでもいいですから。妙法蓮華経…ずーっと続きますけど、それと辺りの空気が変わってきます。で、自分もね こう性根が治まってきます。
(フミさん)そうですね、今、美輪さんのお経を聞いてて「あ、落ち着くかも」って、すごく…
(美輪さん)心の掃除。汚い世界をね、全部掃除する。自分の気持ちも肉体も浄化するように。子供たちもね、浄化されますように そういう念力でもって大掃除をするんですよ。それをやってごらんになったらいかが。
(フミさん)そうですね。いやなものはもう、見なかったことにするっていうふうに若干してる、心の中でも結局、それに対峙できないっていうのがあったから、美輪さんから教えていただいた「こうやって掃除するんですよ」っていう風に教えていただいたんで、それで、今年は頑張って掃除をしたいと思います。
(美輪さん)どんどん綺麗になりますから。
(フミさん)はい。
(美輪さん)あなたもそうですね。
(高瀬アナ)ぁっ…そうです。心のモヤモヤ大掃除が必要かなと思いました。はい。
~✨ 心の大掃除 ✨~
まとめ
愛のモヤモヤ相談室1月 前編【娘たちを愛せない】ふたりの娘を子供の頃からかわいいと思えず、嫌いだというフミさん(50代女性)大きくなっても、わがままな娘たちに手を焼いている。
愛のモヤモヤ相談室1月 前編【娘たちを愛せない】感想 フミさんの、さ…殺意にはちょっとびっくりしましたけれども💦 美輪さんはさすが❗ いつも誰も考えつかないことをサラリとおっしゃってくれます。
愛のモヤモヤ相談室1月 前編 内容 全文
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