この10年間を振り返って思ったこと ~ 3種のセラピー ~

この10年間を振り返って思ったこと

もし、セルフ・カウンセリングに出会っていなかったら、私はどんな人生を送っていたでしょうか。

 

想定を絶する事態が起こったとき、どうしていいかわからず、感情の波にのまれて、自分を見失ってしまったのではないかと思います。

 

私は、セルフ・カウンセリングの発するメッセージはすごくシンプルだなと思います。

 

〝感情をただ味わうんだよ〟ということです。

 

私がセルフ・カウンセリングに取り組んでいるときに、よくこのメッセージが心に浮かんできます。

 

~ 感情をただ味わうんだよ ~

 

生きていると、起こってほしくないことが起こったり、絶対に失いたくない人を失ってしまうことがあります。突然のことに動揺し、パニックに陥ります。

 

感情の振れ幅が大きい分、それが継続する時、人は耐え難い苦しみを味わいます。

 

今日は25歳で自ら命を絶った長女の命日です。あれから10年が経ちました。

 

今日は私がこの10年間、どのように自分と向き合って来たのか、私とセルフ・カウンセリング、また自分で体験してよかったと思える3種のセラピーについてもお話したいと思います。

 

どんなにつらい感情も、ぴったりした言葉で表現できると自分の心は、軽くなってきます。

 

それを書き尽くせると、次第に心が落ち着いてきます。

 

長女をうしなった私にとってセルフ・カウンセリングは、書いて自分を取り戻していく過程でした。

 

取り出した感情は、

 

絶望

 

無念

 

慟哭

 

持って行き場のない怒り

 

くやしさ

 

腹立ち

 

つらくてつらくてどうしようもない

 

苦しくて苦しくてもう耐えられない

 

悲しい

 

寂しい

 

孤独だ

 

感情が生まれてくる背景の欲求も、ぴったりとした言葉で表現できると、さらに心が軽くなってきます。

 

幸せな人生を送って欲しかった

 

幸せになって欲しかった

 

幸せに生きたい

 

幸せな人生を送りたい

 

幸せになりたい

 

生きている長女に会いたい

 

長女の結婚式が見たい

 

長女の生んだ子どもを抱っこしたい

 

LINE をしたり 時々一緒に買い物に行きたい。

 

 したいことも、したかったこともたくさんあります。

 

けれど、起こった現実は変えられません。

 

ここでも、セルフ・カウンセリングの発するメッセージはシンプルです。

 

〝感情をただ味わうんだよ〟

 

私が私にしてあげられるのは、ぴったりした表現を探してあげることだけです。

 

長女の結婚式が見たかったなあ。孫を抱いてみたかったなあ。娘とLINEのやり取りって当たり前じゃなかったんだ。

 

くやしさや悲しさ、みじめさの奥に、私の本当のつぶやきが隠れているのです。

 

感情を反芻しながら、そのつぶやきを、(セリフのように)ぴったりした表現で書いていきます。

 

無制限に書いて、書いて書いて書いて、書きまくります。

 

そしてまた浮かんで来る最後の感情も結局ただ味わうしかないんだなぁ…。と、あきらめにも似たそんな感覚がわいてきます。

 

セルフ・カウンセリングは、書いて自分を解放し自由になる方法です。

 

つらく苦しい時、人間は叶わないことをつい願ってしまいます。

 

もう二度と手に入らないことを望まずにはいられません。

 

そこから生まれる感情に飲み込まれそうになります。

 

でも私は間違えません。

 

ちゃんと踏みとどまります。

 

セルフ・カウンセリング を使って、その感情をコントロール できることを知っているからです。

 

この10年間を振り返って思ったこと  ~3種のセラピー~

私は、こんなことをやって自分を癒し、自分を取り戻していきました。

泣いて癒す。

突然身内をなくしたショックというのは大きすぎて泣くことも忘れてしまうほどです。

 

亡くなってすぐはやらなきゃいけないことがいっぱいです。

 

ずーっとショックを受け続けているともう泣けなくなります。

 

このままだと精神的におかしくなりそうだと思った私は毎日ムリにでも泣くようにしていました。 

 

必ず泣けるというものを用意しておいて強制的に泣きました。

 

名づけて号泣セラピーです。

 

そうでもしないと噴き出してくるような感情に押しつぶされそうだったからです。

 

手嶌葵(てしま あおい)さんの『明日への手紙』を聴きました。

 

不思議と泣けてくるのでスマホで何度も再生していました。

 

絵本『なきすぎてはいけない』や『どんなにきみがすきだかあててごらん』を読みました。

 

『どんなにきみがすきだかあててごらん』の方は、声に出して読みました。

 

涙が心を癒す

 

悲しみ尽くす

 

『なきすぎてはいけない』の亡くなったおじいちゃんから孫へのメッセージ

 

なくなったものは だれも いきているもののしあわせをいのっている ただそれだけを

 

伝えて癒す。

大切な人をなくした時、その人宛に手紙を書くといいとよく言われます。

 

思いの丈を書きます。

 

でもつらくなりますね。

 

からだもこころも大切に。

 

でもこころを大事にってどうするんでしょう。

 

私はこんな風にしています。

 

つらいと伝える自分につらいね。と返す

 

苦しいと言う自分に苦しいね。と返す

 

つらいね。苦しいね。

 

本当につらくて苦しくてもうどうしようもないんだね。

 

自分に伝えて自分で返します

 

その繰り返しです

 

そこから湧いてくる感情をそのまま味わう

 

ああだったのに…、こうだったのに…。

 

こうしてやるはずだったのに…、こうなるはずだったのに…。

 

間に合わなかった

 

そばにいてやれなかった

 

自分を責めずにはいられない気持ち

 

そのくやしさや苦しさをそのまま味わいます

 

湧いてくる感情そのままに

 

自分を責めずにはいられない気持ちを抱えたまま自分が自分に一番優しい人になる

 

なくなった人が喜ぶのは、こんな考え方や感じ方じゃないでしょうか。

 

それにはやはり自分にぴったりした表現を探してあげること

 

感情も欲求も心の奥底のつぶやきも、丁寧に拾い上げて言葉にしてみる

 

その優しさが、自分を癒し、また亡くなった人を癒していくのではないでしょうか。

 

光で癒す。

大切なひとがなくなった時、悲嘆にくれます。

 

悲嘆にばかり意識が向いてしまいます。

 

自分に負担をかけるので私はなるべく自分の気をそらすようにしていました。

 

日常生活の中で光るものって結構あります。

 

陽の光でも照明や光の反射でも

 

なんでもいいんです

 

反射ならプラスチックやガラスでも光ります

 

そこで強制的に自分に課すルール

 

光を見つけた時、即座に唱える呪文

 

〝お母さん大好きありがとう〟〝幸せに幸せにね〟

 

もうひとバージョン

 

〝お母さん大好き愛してる〟〝幸せに幸せにね〟

 

光を見つけた時

 

即座に繰り返す

 

窓から入る陽の光

 

窓枠にも光、レースのカーテンも

 

シャーペンもビニール袋もクリアファイルも

 

何でもいい ちょっとした 光

 

日中でも夜でも外でも室内でも

 

見つけたとき、瞬時に

 

〝お母さん大好きありがとう〟〝幸せに幸せにね〟

 

〝お母さん大好き愛してる〟〝幸せに幸せにね〟

 

悲嘆の意識を強制的に上書きしちゃいます。

 

このような繰り返しで、持ちこたえられる日も、全然ダメな日も色々ありました。

 

忙しい日常に救われながら、なんとか数年をやり過ごしました。

 

丸二年、三回忌を迎える頃にはだいぶ落ち着きを取り戻していったように思います。

 

まとめ

この10年間を振り返って思ったこと 私とセルフ・カウンセリング®。〝感情をただ味わうんだよ〟どんなにつらい感情も、ぴったりした言葉で表現できると自分の心は、軽くなる。

三種のセラピー 泣いて癒す。 必ず泣けるものを用意して強制的に泣く

伝えて癒す。 亡くなった人に手紙を書く 自分に伝える

光で癒す。 日常生活の中で光を見つけた時、即座に唱える〇〇。

 

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