NHKEテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤをスッキリと晴らすヒントをもらう番組です。2025年2月後半の相談者は、ダビデさんです。
愛のモヤモヤ相談室2月 後編【短気は情の深さ!? 行き詰まり感に悩む】ダビデさん
ダビデさん(50代男性)は、若い頃よりも見栄えが悪くなり、会社での評価も低いのだとか。
人生のパートナーが欲しいと思って、婚活を始めたがうまくいかず、行き詰まった人生をどう打開していけばいいのか?というのが今回の相談です。
愛のモヤモヤ相談室2月 後編【短気は情の深さ!? 行き詰まり感に悩む】ダビデさん 感想
うーーーん。仕事もプライベートもうまくいかず、人生の行き詰まり感に悩むダビデさん。
最初は、会社に60歳以降の再雇用をしてもらえないんじゃないか、とか婚活がうまくいかないなどのお話でした。
美輪さんに、婚活がうまくいかない一番の原因は?と問われ、最初は自分の見てくれが悪くなったからではないか、と答えたダビデさんでしたが、
次第に、年上の人や友人、家族に対しても、カッとなって怒鳴ったり、喚いたり、感情的になることが多い性格だということがわかってきました。
でもダビデさんは、瞬間湯沸かし器のようなその気性を、逆に情が深くていいことだと思っていたフシが自分にあると思うと言い、
それはとんでもないこと、と美輪さんにたしなめられます。
その後でした。ダビデさんは、中学2年の時にお父さんが亡くなった話を始めました。夕飯時という具体的な場面と、お父さん、お母さん、ダビデさんの詳細な会話が、とてもショッキングな内容でしたね。
私は、そのお話を聞いて思ったのですが、もし子供に「死んでしまえ」と言われ、本当にそうする親はいるものでしょうか。
ダビデさんの小さい頃からの気性を、お父さんはよくご存知だったのではないでしょうか。
もしかしたら、お父さんはお父さんご自身の中で何か深い悩みを抱えていらっしゃったのかもしれません。
私は長女が25歳の時に自死しているので少しお気持ちがわかります。
家族に自死者がいると、つい自分を責めてしまいがちになりますよね。
ダビデさんは、ご自身のおっしゃったことや、多感な時期のご経験なので尚更だと思います。
自ら命を絶たれたということが、あまりにもショックなので、どうしても残された者は自分を責めてしまいがちになりますね。
宇多田ヒカルさんがX(旧ツイッター)でこんなこんなことをおっしゃっていましたよ。2023年は、藤圭子さんが亡くなってから10年の節目の年だったんです。命日にあたる8月22日、宇多田ヒカルさんは、このように投稿されています。
自死遺族の集会に通ってみた時期、精神分析、育児や創作を通して自分と向き合い続けたこの10年で学んだこといろいろ。
死に正しいも正しくないも自然も不自然もない。
何かをすると決めた人間がそれを実行するのを周りがいつまでも阻止するのはほぼ不可能。
今知ってることをまだ知らなかった時を振り返って「ああしていれば」「なぜ気づかなかった」と自分を責めるのはまだ手放す準備ができていないから。
人が何を感じてどんな思いでいたか、行動の動機やその正当さなんて、本人以外にはわからない。
わかりたいと思うのも、わからなくて苦しむのも他者のエゴ。
「理解できないと受け入れられない」は勘違い(恋人に別れを切り出されて理由と説明をやたら要求するひと的な、一種のパニック状態)で、「受け入れる」は理解しきれない事象に対してすること。理解できないと理解すること。
人が亡くなっても、その人との関係はそこで終わらない。
自分との対話を続けていれば、故人との関係も変化し続ける。
参考になるって思う人が一人でもいたら書いてよかった。
みなさん良い一日を♡
— 宇多田ヒカル https://x.com/utadahikaru August 22, 2023
私は、自分を責めていることに気づいたら、「あー、違う。違う。逆だ。私がどれだけ深く長女に愛されていたのか。そのことを感じてあげなくちゃ。」と自分に言い聞かせるようにしています。
美輪さんの言うとおり、人それぞれいろんなテーマを持って生きていますよね。ダビデさんが、周囲の人間関係に恵まれていてよかった。
行き詰まっている感がほどけて、優しく、楽しく、美しい世界が広がっていくといいですね♬ ダビデさんの幸福を心からお祈りしています。
愛のモヤモヤ相談室2月 後編 内容 全文
(ダビデさん)はい、私は50代で未婚で独身です。
(美輪さん)はい。
(ダビデさん)で、若い頃に比べると、体重も増え、頭髪も薄くなり、あの少しというか、見てくれがすごく悪くなりました。
(美輪さん)はい。
(ダビデさん)まあ、それに加えて仕事の上でもですね、会社のあの査定がですね、あまりよくなくて、60歳以降の再雇用はされないんじゃないかと。で、プライベートの上でもあまりこううまくいってないっていうところがこう…行き詰まってる感があって。なんか自分の足りないところというか、至らないところを、美輪さんからご指摘いただけるかなと思いまして。
(美輪さん)例えば恋愛とか結婚とか。
(ダビデさん)はい。
(美輪さん)結婚相談所やいろんなところへいらしたことあるんですか?
(ダビデさん)はい。あの40過ぎてからいわゆる街コンとか、アプリとか、そういうものに参加して、6組ほどマッチングした人がいたんですけども。あの結局、向こうからお断りされたりということがありました。
(美輪さん)そして、それからどうなんですか?
(ダビデさん)あのー。
(美輪さん)何が原因だと思いますか?一番の原因は?
(ダビデさん)自分ですか?
(美輪さん)自分のなにです?
(ダビデさん)そりゃ、あれですね。僕…私の見てくれじゃなくて?
(美輪さん)見てくれは立派な体してらっしゃるんじゃないですか。
(ダビデさん)ありがとうございます。
(美輪さん)何かあるでしょ?自分で気がついていることが。
(ダビデさん)あ、それはあの。
(美輪さん)人間はね、感情と理性とその両方で生きてるんですね。どちら側が重いですか?
(ダビデさん)私は、私の性質から言うと、どちらかというと理よりも情の方が強いかなと思います。
(美輪さん)でしょうね。
(ダビデさん)あの…会社でも、こう、なんて言うんでしょう、議論というか、相手方と議論がこう高まってきた時に、すごく感情的になって、あの上司とか、仲間から止められるぐらいのやりとりをしていると指摘されたり、
(美輪さん)激怒して?
(ダビデさん)はい。あの年上の方に対しても、結構きついこと言っちゃったりする時がありました。友人に対しても、ある意味家族に対しても、ちょっとその感情的になるところが多いかもしれません。
(美輪さん)多いかもじゃなくて、ご存知でしょ?
(ダビデさん)多いです。
(美輪さん)怒鳴ったり喚いたりなさるんでしょ?
(ダビデさん)はい。
(美輪さん)カっとなって。
(ダビデさん)はい、あの自分は「刺激に対して すぐ反応するだけだ」と。「ちゃんとこう腹に落として考えない(時は)行動しない」って言ってくださった方がいたなっていうのに、今ちょっと改めて思い出したりしてます。
(高瀬アナ)〝瞬間湯沸かし器〟ということですね。
(ダビデさん)はい、でもなんか逆にその情が深いというところがいいことなんじゃないかなって思ってたフシが自分にあると思います。
(美輪さん)とんでもないですね。
(ダビデさん)はい…。
(美輪さん)瞬間湯沸かし器でね、人生をとくかく踏み間違えた人は、たくっさんいますよ。
(ダビデさん)あの…私、父を中学二年のときに亡くしてます。で、父が亡くなった経緯っていうのもですね、
(美輪さん)はい。
(ダビデさん)ちょうど夕飯時に、父から「助けてくれ」っていう風に電話かかってきたんですね。で、その電話は母が取ってやり取りしてたんですけども、
(美輪さん)はい。
(ダビデさん)その後ろ側から僕、私が…余計な一言を言ってしまったんですね。
(美輪さん)なんて?なんて言ったんですか?
(ダビデさん)「そんなに弱いこと言ってるんだったら死んでしまえ。」って言ってしまいました。
(美輪さん)はい。
(ダビデさん)そしたら、その後にしばらくして、父が、あの…あの…飛び降りて亡くなりました。
(美輪さん)はい…それがすべてのあなたの一生のテーマですよね。何から何まですべて短気。
(ダビデさん)あの…はい、あの…成人になって、あの…洗礼をキリスト教会から受けました。自分が感情的になって、最悪のことをしないためにもと思って、あの…ある意味、門を叩きました。
(美輪さん)♪~きよしこの夜~♪ ♪~星は光り救いの御子は~♪ 私は中学小学校の頃、教会行ってね、それ歌 歌ってましたけどね。綺麗になっていきますよ。気持ちが。そういうので暗示をかけて鎮める、鎮める、鎮める…お鎮まり、お鎮まり、お鎮まり…、で、自分は自分をコントロールする。
(ダビデさん)実は子供の時、合唱団に入ってまして。で、今、教会でもあの実は聖歌隊に入っています。
(美輪さん)じゃあ、それを原点になさればいいんじゃないですか。怒鳴ったり喚いたり、貴様~💢なんてやったり…どっちがいいですか?
(ダビデさん)えっ、ええと、ええと…あの…、なんだ、怒る方ではなくて、あの、前者の方、前者とか活動を楽しくやるほうかなと思います。
(美輪さん)優しく、楽しく、美しい世界…。グロテスクで醜いのはダメですよ。どうです?今のお気持ちは?
(ダビデさん)なんかそう…そう考えると、怒りをこうあらわにして電話でやり取りしてる時に、後ろに来てこう…肩をもんだり、制止に来る先輩とか上司はたくさんいるんですね。
(美輪さん)まあ勿体ない。神様ですよ、その人たちは。
(ダビデさん)で、だからそれを、なんかちゃんと受け止めずに、こう流してたところが非常に大きいのかなって。
(美輪さん)その人たちに、申し訳ないでしょ?
(ダビデさん)はい。
(美輪さん)ありがたくその好意をね、お気持ちをいただいて。で、自分を本人を改良してください。そこに幸せがあるんですから。
(ダビデさん)はい。
✨~グロテスクで醜いのは ダメですよ~✨✨
(美輪さん)一番必要なのはね、論理的にね、冷静に自問自答する。そういう瞑想にふけるっていうことが必要ですよね。だからこれから座禅をお始めにならない?
(ダビデさん)ちょ…クリスチャンですけど、いいんですかね?
(美輪さん)いや、それはかまわないと思います。人間、完全な者なんて一人もいないんですからね。欠点だらけですよ。それをコントロールするためにいろんな宗教があったり勉強するんですよね。やりますか?
(ダビデさん)はい…はい。はい。
(美輪さん)頑張ってください。
(ダビデさん)ありがとうございます。
✨~ あしたを生きるあなた へ ~✨✨
愛はインスタント食品ではありません じっくり育てるものです
美輪明宏
まとめ
愛のモヤモヤ相談室2月 後編【短気は情の深さ!? 行き詰まり感に悩む】ダビデさん(50代男性)は、若い頃よりも見栄えが悪くなり、会社での評価も低い。婚活を始めてもうまくいかず、行き詰まった人生をどう打開していけばいいのか 悩んでいる。
愛のモヤモヤ相談室2月 後編【短気は情の深さ!? 行き詰まり感に悩む】ダビデさん 感想 家族に自死者がいるとつい自分を責めてしまいがち。そんな時はどれだけ自死者に深く愛されていたかを感じるようにしている。
愛のモヤモヤ相談室2月 後編 内容 全文
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