愛のモヤモヤ相談室1月 後編 【いつも思うだけで行動できない】モエさん

NHKEテレ 「美輪明宏 愛のモヤモヤ相談室」は、人生経験豊かな美輪さんに、様々なお悩みをぶつけ、そのモヤモヤをスッキリとは晴らすヒントをもらう番組です。2024年1月後半の相談者はモエさんです。

愛のモヤモヤ相談室1月 後編 【いつも思うだけで行動できない】モエさん

相談者のモエさんは、50代半ばの独身女性。定職にもついておらず、ほとんど引きこもりのような状況になってしまっているそうです。

このままではいけないと思うのだそうですが、いつも思うだけで行動出来ないと言います。

それは、6年前に最愛の母を亡くしてからなのだそうです。

モエさんは、心の病を持っていると言われていますが、それは30代の頃、五年間片思いした男性と付き合ったら、後になって彼は既婚者だと知ったからなのだとか。

そのショックでモエさんは、心の病気を患い、現在も通院しているそうです。



 

 

愛のモヤモヤ相談室1月 後編 感想

いやぁ~、今回も美輪さん、鮮やかでしたねぇ✨✨

心の病気を抱え、6年前にご両親を亡くされてからは、ほとんど引きこもりのような生活をしていたというモエさん。

そのモエさんから〝動き出してみようかな…〟というヤル気を引き出しました!

美輪さんすごいっっ!!としか言いようがないのですが、本当にどうして、こんなことが可能なのでしょうか!?

美輪さんは、過去のモヤモヤ相談室でも、人間を見るときは魂を観る、ということをよくおっしゃっています。

その人の魂に、どのように働きかけると、この人は本来の姿になるのかを探っておられるのでしょうか??

私は、美輪さんは魂を観ながら、その人の種火を探しているように感じます。

種火を見つけたら、そこを燃焼させるように、働きかけるんです。

今回のモエさんの種火は、〝人の話を聞くのは楽しいな〟それから〝両親を安心させてあげなくちゃ〟ということではなかったでしょうか。

ご両親が生きていた時、看病に時間をかけられて、お給料は多くもらえるようにと、7年間水商売をされていたというモエさん。

接客しながら、〝人様の話をお聞きするのは楽しいな〟と思うことがあったのだそう。

当時は余計なことを考える時間もなく、自分の心の病を忘れるくらい、仕事に集中していたといいます。

忙しく働き、看病することが生き甲斐だったのですね。

美輪さんは、モエさんが最愛のご両親と繋がれるように、最後にこう言いました。

「(ご両親はモエさんに)いつもついてますよ。じぃーーっと見てます。」「だから応援してくださいますからね。あなた独りじゃないんですから。」

この言葉を聞く前は、モエさんは天涯孤独で寂しさに耐えかねていたのだと思います。

でも、この言葉を聞いた後は、モエさんはご両親にいつも見守られていると感じることができ、独りではないと思えたようでしたね。

〝人の話を聞くのは楽しいな〟〝両親を安心させてあげなくちゃ〟という動機づけを得て、モエさんがキラキラと輝き出しました♬



愛のモヤモヤ相談室1月 後編 内容

(モエさん)「私は今、50代半ばでして、独身です。

定職にもついておらず、社会との交流がなく、このままではいけないと思って、就職活動してみるんですけれども、

あの…心の病気を持っておりますので、なかなか不採用であったり採用いただいても私に問題があって、辞めてしまったり…」

(美輪さん)「どういう問題があるの?」

(モエさん)「周りの方と あのぅ うまくこう…」

(美輪さん)「交流できない?」

(モエさん)「できない…敏感になってしまうんですね。人の…その方の目線であったり言葉であったりっていうのが、ちょっとこう敏感に反応しやすいところが昔からありまして…」

(美輪さん)「何か趣味をお持ち? 何もないんじゃありません?」

(モエさん)「そうですね。あの…いつも思うだけで行動にはうつせてないです。分かってはいても体と頭が言うことを聞いてくれない…。特に母を亡くしてから…」

(高瀬アナ)「今日ここにこられましたね?その意味で行動を起こしたのはどうしてですか?」

(モエさん)「あの やっぱりいつも一人でいるものですから、相談する人もあまりおらず、

でも美輪さんならはっきりとおっしゃってくださるんじゃないかっていうことで、

私にとっては、ほとんど引きこもりのような生活をしてますので、今日、朝からうちを出て東京に来たっていうことだけなんですけど、なかなかの冒険でした。」

(美輪さん)「ごくろうさま。」

~ 六年前に最愛の両親を亡くしたモエさんは、現在一人で孤独に生活しているのだそうです。ご両親が生きていた頃は、その入院費と生活費のために忙しく働き、看病することが生きがいでした。~

(美輪さん)「よくなさいましたね。」

(モエさん)「両親から頂いたものが、すべて愛情でしたので、その時間が私にとって今も、宝物になってるんですけれども…」

(美輪さん)「あなたはご兄弟は?」

(モエさん)「九つ上に姉がおりますが、ここ何年も あの どこにちょっと暮らしているのかも分からない状態で…」

(美輪さん)「いないのと同じよね。」

(モエさん)「ちょっと天涯孤独のような形になっておりまして」

 

(美輪さん)「そのへスタイルはご自分でお決めになったの?」

(モエさん)「はい。」

(美輪さん)「何もかも自分で決めるんですか?」

(モエさん)「はい。」

(美輪さん)「独立精神はおありなのね。」

(モエさん)「ヘアスタイルやメイクやお洋服、アクセサリーを選んだりするようなことは好きです。」

(美輪さん)「じゃあ初歩の一歩はできてるんですよね。それが初歩ですから。」

(モエさん)「はい。」

(美輪さん)「じゃあ、ロマンスはなかったの?」

(モエさん)「その…恋愛らしい恋愛というのは、してこなかったと思います。」

(美輪さん)「もったいないわね。そんなにきれいな顔してて、スタイルもよろしいし」

(モエさん)「母は本当に あの ご近所の奥様から嫉妬されるぐらい きれいな母で、宝塚に入りたかったんだけれどお歌でダメだったみたいで…」

(美輪さん)「あなたはお歌は?」

(モエさん)「全然ダメです。」

(美輪さん)「決めつけてるんじゃない?本当はできるんだけど」

(モエさん)「うーーん、後悔したことはあります。一度そういった機会があったのに、」

(高瀬アナ)「何かこうお誘いがあったとか何かこう…」

(モエさん)「とある事務所の、オーディションに参加したということです。」

(高瀬アナ)「でも自分でやめてしまったってことですか?」

(モエさん)「そうですね。」

(高瀬アナ)「ご両親が、あの いらっしゃったときは、なかなかそういう自分のことに時間をさく余裕がなかったと聞いていますが」

(モエさん)「そうですね。あの 少しだけ経済的に厳しかったので、父の年金だけでは入院費と母の生活がちょっと難しかったので、

多くの時間を父にかけられて、お給金は多く頂けるっていう点で、水商売をしていました。」

(美輪さん)「どれくらい?」

(モエさん)「7年くらい」

(美輪さん)「7年、水商売やってるとね、いろんな嫌な奴もいるけど、素敵な人もいるでしょ。で、いろんな人間といろんな社会の人たちを見て来たわけじゃないですか。勉強になったでしょ。」

(モエさん)「それはとてもなりました。」

(美輪さん)「お客さんであなたのことを好きだって言ってきて、口説かれた事はありますでしょ。」

(モエさん)「お仕事上、ないとはいいきれませんけど、皆さんあのご家庭がおありでしたので」

(美輪さん)「避けた?」

(モエさん)「ちょっと一度痛い思いをしてますので、」

 

~30代の頃、五年間片思いした男性と付き合うことになったモエさん。後になって彼が既婚者だったと知ったのだそう。モエさんはショックで心の病気を患い、現在も通院してるのだそうです~

 

(美輪さん)「もう一度、だからそこいら辺をね、ちょいとずつでもいいから、いろいろまず動くこと。

まだお年も若いし、私といくつ違うとお思いになる?38も違うんですよ。でもこうやって勉強になるから人様のね、ご相談にのってますけど。周りが気を遣って大変ですけどね。気の毒ですけど。」

(モエさん)「そうですね。今思っているのは、人様の話をお聞きするのが楽しいなって思うことが接客業をしていてありましたので、50代でもいいよって言ってくださるような、バーか何かでお勤めできたらなと思います。」

(美輪さん)「そうですかよかった。だって七年もやってらしたんだから」

(モエさん)「そうですね。その時は、お仕事に集中してましたので、余計なこと考える時間がなかったので。病気のこと忘れるぐらい。」

(美輪さん)「だから健康よね。働くことはね。まず行動を起こすことから始めましょう。ね?うちにじっとしているのは一番よくない。」

(モエさん)「はい、そうですね。」

(美輪さん)「お父さんやお母さんがね、あの世からじーっと見てねハラハラしてらっしゃるから」

(モエさん)「心配してると思います。」

(美輪さん)「だから安心させてあげてください。」

(モエさん)「はい。」

(美輪さん)「いつもついてますよ。じぃーーーっと見てます。」

(モエさん)「うっ…(泣)」

(美輪さん)「だから応援してくださいますからね。あなたはひとりじゃないんですから。」

(モエさん)「(泣)ありがとうございます。今日ここに行動を起こさない私は、どうしてこの番組にっておっしゃられた時に、生前母と、美輪さんの舞台を拝見しに行ったことがありまして、母も大ファンでしたので」

(美輪さん)「あぁずいぶん高尚な方ですね。じゃあお母さんも喜んでいらしたでしょ。今日ここへいらしたの」

(モエさん)「母が私があんまりにもグズグズしてるから。導いてくれたのかなと思ってます。」

(美輪さん)「そうですよ。」

(モエさん)「いい加減にしなさいって。」

(美輪さん)「フフフ…いい加減にしなさい!」

(モエさん)「うううっ…(泣)はい。」

(美輪さん)「ずいぶんね、涙を流してお泣きになったようだけど、それが全部ね蒸発してね、で、今度は良いエネルギーになって返ってきますからね。大丈夫ですよ。」

(モエさん)「はい。(泣)ありがとうございます。」

(高瀬アナ)「冒険大成功だったということで、よくぞ来てくださいました。」

(モエさん)「こちらこそありがとうございます。」

(高瀬アナ)「本日はどうもありがとうございました。」

 

~あしたを生きるあなたへ~

黒があるからこそ白の白さが分かる 悲しみや苦労を体験した人ほど白の白さがわかります 美輪明宏



まとめ

愛のモヤモヤ相談室1月 後編 【いつも思うだけで行動できない】モエさん 6年前に最愛の母を亡くしてから、現在はほとんど引きこもりのような状況。分かってはいても体と頭が言うことを聞いてくれない。

愛のモヤモヤ相談室1月 後編 感想 〝人の話を聞くのは楽しいな〟〝両親を安心させてあげなくちゃ〟という動機づけを得て、そこからモエさんがキラキラと輝き出した。

愛のモヤモヤ相談室1月 後編 内容 天涯孤独で、いつも思うだけで行動できないと言っていたモエさんから、〝動き出してみようかな…〟というヤル気を引き出した美輪さん!やっぱりすごい。



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